
質問


アルペジオって何?
アルペジオというのは分散和音と言って、コード(和音)を一本ずつバラして弾いていく奏法です。リズムは4分音符、8分音符だったり曲やフレーズによって様々だけどね。
例えば、左手で「C」というコードを押さえて一拍でジャーンと振り抜いてしまうのをストローク、一本ずつ順に弾いていくのがアルペジオ。

バラードとか綺麗に流れる曲にぴったりで、今やギターの代表的な演奏方法のひとつと言えますね。
ただ、この奏法、バラして弾くのは分かったのですか、どういう順番で弾いたらいいのか分かりませんという質問を結構受けます。
アルペジオはどういう順番で弾くんですか?何か法則はあるんですか?
「左手でコードを押さえて、後は雰囲気で曲に合わせてピッキングしたらいいんだよ」と言っても分からないと思います。僕も初心者の頃に同じような疑問にぶつかったことがあります。
①ルート(ベース)音からスタート
まずルート(ベース)音からスタートさせると良いでしょう。慣れるまでは1拍目から弾くと分かりやすいかもね。ベース音というのは、「C」というコードの場合、「ド」の音、つまり5弦の3フレットから弾き始めます。当然「G」なら6弦の3フレットからですね。(※レギュラーチューニングの場合)
そういう意味では、コードを押さえて、どこの場所がルート(ベース)音なのかを知る必要がありますね。
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②一番高い音の置き場所
どういうパターンでアルペジオを構成するかにもよりますが、そのコードフォームの中で一番高い音、鳴らしてあげる音の中で一番高い音を、例えば2拍裏とか3拍目頭とかに持ってくるように音を並べてあげるとそれっぽく聴こえます。ローコードの「C」フォームなら、1弦の開放とか、1弦を鳴らさないのであれば2弦の1フレットとかですね。

③3度の音を、ポジション上で把握しておく
これは慣れてきてからでいいですが、和音のキャラクター(メジャー、マイナー)を決定する3度の音がポジション上どこにあるのか知っておくとアルペジオのパターンを作りやすくなります。「C」コードなら「E=ミ」の音だから、1弦の開放か、4弦の2フレット。
④オルタネイトピッキング
フィンガーの人は大丈夫ですが、ピックで練習するなら、オルタネイトピッキングで弾いていくと、よりアルペジオっぽいニュアンスが出せます。オルタネイトピックングというのはダウンアップダウンアップで弾いていく奏法です。(こちらの説明もまたどこかで)
まとめ
この辺りを抑えつつ慣れていけば、後は感覚で弾けるようになります。それから、この記事に譜面とかTAB譜を掲載していませんが、スコアのTAB譜を目でずっと追いつつフレーズ練習するのはあまりオススメしません。何故ならそのTAB譜を目で追っていないと弾けなくなってしまうから。自分がどういうパターンを弾いていたか把握せず、目と頭で処理していってしまうからです。もちろん、最初に見て覚えて弾くのは良いですが。感覚でパターンを覚えることが大事です。
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