はじめに
ギタリスト、そしてミュージシャンの皆さん、「耳コピ」は出来ますか?
ギタリストにとって、耳コピは一種の憧れ。プロのミュージシャンが簡単に耳コピをしている様子は、本当にかっこいいですよね。
そんな風に「自分には音楽の才能がないから」と耳コピを諦めている方も多いのではないでしょうか?実は、ギターの耳コピは、コツさえつかめば誰にでもできます。耳コピに必要なのは、才能ではなく、単純に「慣れ=練習」なのです。
耳コピのやり方やコツ、耳コピの練習におすすめの教材をまとめます。耳コピしてみたいというギタリストは、ぜひ参考にしてみてください!
耳コピのメリットは?
「耳コピなんかしなくても、スコア見れば弾けるじゃん?」そう思っているあなた、耳コピにはたくさんメリットがあるんですよ。
スコア代が節約できる
耳コピができれば、ギタースコアを買うお金を節約できます。コピーバンドなんかを組んでいる場合、スコア代だって馬鹿になりませんよね。もし、「ベスト版スコアにしか入っていない曲」をやろうとしたら、1回で2,000〜3,000円飛んでしまいます。耳コピができればスコア代が浮くので、機材を買うお金に回したりできますよ。
アレンジがきくようになる
耳コピを繰り返すことで、アレンジの幅が広がるはずです。耳コピは、色んな人の演奏パターンを体に刷り込ませていく練習でもあります。なので、オリジナル曲をやるときなんかにも、演奏がワンパターンになりません。
単純にかっこいい
耳コピできると、単純にかっこいいです(笑)サークルやバンド仲間の中でも、一目置かれる存在になります。
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耳コピのやり方・コツ
では、具体的な耳コピのやり方、コツについて見ていきましょう。
基本的なドレミを抑えるのは常識
まず、基本的な「ドレミファソラシド」がわかるのは前提です。例えば、鍵盤で「ド」の音を鳴らしてもらったのに「今の音は、ラだね!」という具合だと、耳コピはちょっと厳しいでしょう。絶対音感がある必要はありませんが、「今鳴ったのは、なんの音か」がだいたいわかるようにしましょう。これも、反復練習で身につく能力ですよ。
まずは歌メロからコピーしてみる
音がだいたいわかるようになったら、まずは歌メロからコピーしてみましょう。歌メロは単音なので、フレット上を探っていけば弾けるようになるはずです。最初からコードのコピーをするのは難易度が高いので、最初は単音を拾っていき、耳コピに慣れていきます。
ベースに集中して聴いてみる!
耳コピに慣れてきたら、いよいよコードのコピーです。コードはいくつかの音が重なっているものなので、初心者の方には難しく思えてしまいますよね。
でも、大丈夫です。まずは、楽曲全体を聴こうとするのではなく、その曲のキーを把握すること。キーとは、「その曲の調」のことなのですが、「終止感」を頼りに探していきます。
終止感とは、その曲が終わったなと感じるタイミングのことです。その時の音が、その曲のキーとなります。
例えば、カエルの合唱で考えてみると、
「ドレミファミレド」
で曲が終わりますよね?この場合だと、ドの音が曲のキーになります。他にも、譜面からキーを探す方法などありますが、この終止感で探す方法が一番簡単です。
とは言っても、バンドの曲はカエルの合唱のように単音ではありません。いろんな楽器が混ざっているので、キーが分かりづらいですよね。そんなときは、「ベース」に耳を傾けるのがおすすめ。ベースラインはいつでも単音なので、その曲のキーが聞き取りやすいですよ。
コード進行を推測する
曲のキーがわかったら、おおまかなコードの流れを推測していきます。その際には、ダイアトニックの知識があった方が便利です。この知識があれば、「CのあとはGかD、駄目だったらAmかな?」というように、次のコードはなにか、おおまかに予測できるようになります。あとは、ひたすらこの作業を繰り返し、耳コピに慣れていくだけです。
まとめ
耳コピのやり方やコツ、耳コピの練習におすすめの教材をまとめました。
耳コピに、才能は全く関係ありません。学校の勉強と同じで、「やればだれでもできる」そういうものです。
ただ、もちろん「キーの探し方」や「ダイアトニックコード」など最低限の知識は必要。そういった自分ではわからない知識は、テキストで補えるといいですね。
さて、あとは行動あるのみ。まずは音を拾っていく練習から始めて、耳コピマスターになりましょう!
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