【業界最速!】オリジナル曲をサブスク配信してみよう!

ライブでのピッチ修正の未来!?そこに「感動」が残れば、それで良いのかもしれない。

はじめに

ボーカリストが極めたい技術のひとつに、「音程(ピッチ)」の正確さ、というのがある。

筆者
声はいいのに、音程悪いね!

みたいな事ってよくある。

そんな中、テクノロジーの進化によって、録音したボーカルの音程を修正する事は容易に出来るようになった。また、その修正を施すことに対して、シンガー達も、一昔前に比べると抵抗がなくなってきた気がします。ここ10年くらいのことだろう。

僕個人としても、テクノロジーに立ち向かってもあまり意味はないし「それを利用しても最終的にオリジナリティーのある音楽を作ればいい」と思う派だ。

下手な歌をうまくすると言うより、うまい歌手の歌を時間短縮のために補正するくらいの使い方が個人的にはベストだと思うけど、クライアントも「音程外しても全然治っちゃうんですよね??」みたいなノリで現場にいらっしゃる。

「下手なシンガーも、うまいシンガーに出来る」

という、ある意味間違った認識が満映している気がする。



ライブというリアルの現場

ただ、ライブは違った。まさにリアルな歌声、メッセージがそこにはあった。

リスナー
CDうまいのに、ライブはめっちゃ下手。。。

みたいなフレーズもよく聞いた。

しかし、テクノロジーの進化は防げない。

今や、リアルタイムで音程を修正出来る時代だ。

大きなライブ会場で、機材周りにも予算のかけられるライブでは、すでにリアルタイムでの音程修正も実施されている。

そんな中、もっと身近に、気軽に使用できる、リアルタイムピッチ修正ソフト、機材がリリースされている。

フロンティアファクトリーからリリースされた、「Auto-Tune Artist」もそのひとつだ。

「Auto-Tune」というソフトは、レコーディング現場での音程修正ソフトの大定番。

そのうち、キャパ2,30のアコースティックのライブハウスのPA卓にも標準で、優秀な「音程修正」のエフェクト入ったりして、エンジニアさんも「リバーブ強めにかけておきますねー」といった感じと同じように、

音響さん
「音程修正」若干かけておきますね!」
アーティスト
よろしくお願いします!キーはGです。

みたいなやりとりが、増えていくんだろうなと思う。

嬉しいのか、悲しいのか。

その未来に今の所、ワクワクはしないけど、それによって「声」が素晴らしいアーティストにスポットが当たる瞬間も増えるのかもしれない。

一長一短だけど、最終的にそこに「感動」が残れば、それで良いのかもしれない。

SPONSORLINK

ABOUT US
アバター画像
KONDOKAORU.JP編集部
KONDOKAORU.JP編集部とは、音楽家 近藤薫の活動、また音楽業界の動きをを様々な角度から発信していく編集チーム。

【編集長 近藤薫プロフィール】1999年ポリドール(現ユニバーサルミュージック)より、メジャーデビュー。2002年バンド解散後ソロとして活動を始める。【主なソロ作品】「ハロー&グッバイ」「風に乗っかって」(「テニスの王子様」ED曲など関連作品)【楽曲提供】V6/AKB48/東方神起/テゴマス/Juice=Juice/℃-ute/アンジュルム/下野紘/DEEN/柏木由紀/マオfromSID/鈴村健一/松井恵理子/dela/太田克樹/ROSARIO+CROSS/dela/出口陽 など。