はじめに


と、良く聞いて頂いたり、オフィシャルにお問い合せを頂きます。(←ありがとうございます!)
お仕事
制作費は、もちろん会社としてのプライスリストは何となく決まってるんだけど、僕ら音楽家に限らず、映像作家や、デザイナー、物書きさんとかって、金額が決まってるようで決まってないんだよね。スタジオ代とか、楽器のレンタル代とか実費以外は、ある意味気持ちひとつでできるわけだし。
問合せが来たんなら「その何となく決まってるプライスリストをお送りすればいいじゃん」とも言われるのですが、そのオーダーをくださったお客様のお人柄やら思想やバックボーンとか、その仕事の将来性、可能性次第では、投資の覚悟で、「全然無料でやりますよ!」という場合もあるんです。

クリエイターマインド
どのクリエイターもそうだけど、お金じゃないと言いますね。もちろん暮らしていかないといけないから、日銭は必要ですが、それより気持ちの入った作品をこの世に残したいと考えています。

例えば、「演歌のアルバムのプロデュースを結構なギャラでお願いします!」と言われるより、1円も持っていないけど、メチャクチャテンション上がる期待度マックスの新人シンガーの方がテンション上がったりするかもしれません。もちろんどのお仕事もありがたいお話しで、自分で出来る事であれば、お断りすることなく全力でやらせて頂くのですが、やる気がどれくらいメラメラするかのお話しです。
ミュージシャン以外のクリエイターもそうでしょう。
カメラマンで例えれば、ギャラが安定している、物撮りや、カットモデル撮影のお仕事より、カッコいいと思っているアーティストのライブ撮影や、何が何でもかわいく撮ってやる!と高まるアイドル現場の方が気持ちが入る、というカメラマンさんもいるでしょう。そんなクリエイターマインドを優先させて高いお仕事を断って、アルバイトしながら好きな作品仕事だけ受けているというクリエイターさん、僕はそういう人、何人も知っています。

オーダーの仕方
この人にお願いしたい!というクリエイターさんを見つけたら、Twitterや、オフィシャルサイトを探しましょう。絶対相手にしてもらえないよ、と思っているクリエイターさんも意外と気持ちが伝われば返事をくれるはずです。
とにかく、予算がない中で、クリエイターにオーダーする際は、まず熱意を細工無しで真っすぐに伝えることです。
いきなり、軽めの説明だけで企画も伝えていない状態で、ただ「いくらですか?」と質問してもあまり良い返事は返ってこないでしょう。定価を応えられるか、スケジュール的に難しいと返ってくるか、または返信無しに終わるでしょう。
- 目的は何なのか
- 自分の履歴
- 自己紹介(短め)
- どうしてあなたなのか
(その方の過去作品に触れて説明すると単純に喜びます) - 用意できる予算、なぜそれくらいなのか
などを書くといいかな。
事務所に所属しているクリエイターさんは自由がきかない事もあるかもしれませんが、事務所と歩合制の契約をしていることが多いので、アーティストや歌手よりも、交渉は出来るはずです。
クリエイターさんは孤独で、寂しがり屋が多いから、頼られると嬉しいんです(笑)自分の作品が世の中に流通して、どう評価されてるか不安なんですよね。
なので、メッセージは絶対嬉しいはずです!
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まとめ
ひとつ言えることとしては、安いギャラで請け負ってくれたとしても、作品のクオリティは絶対に落ちません!安いギャラだからいい作品作ってくれないかなという心配はいりません。「安いギャラ=お仕事を受けてくれた」以上、同じクオリティでやってくれます。
最初に言ったように、クリエイターは気持ちをこもった自信作を世の中に出したいんです。
ギャラが安いから、
- 「Bメロは8小節でいいかぁ」
- 「サビの転調はやめよう」
- 「音数減らそう」
にならないですから。
もちろんスタジオ、機材代とかかけられないから、レコーディングのマイクは1ランク下がるとかはあるかもだけどね。
是非、コンセプトを煮詰めて、諦めず、オリコン1位とかとってる、作家さんや、素敵な写真集を撮ってるカメラマンに思い切ってメッセージ送ってみましょう!
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