MIX(トラックダウン)は難しい。
別々に録音(レコーディング)した、ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードなどの楽器のひとつひとつ音量のバランスをとったり、エフェクト(音色が変わる操作)具合を調整したり、EQ(イコライザー)で音を調整したりして、楽曲を聴きやすくまとめる作業。
MIXには、まさに正解がないし、10人のユーザーがいれば、本来10パターンのMIXがあるんじゃないの?と思うくらい、リスナーの性格、聴きたいジャンル、志向によって変わってくる。
世界中の音楽家、エンジニア、メーカーの人たちが日々追及している。時には独りよがりな世界観に突入して、収支を忘れて作業に没頭してしまったりすることも多い。
この曲は「歌」が聴かせたいのか?全体のサウンド感で楽しませたいのか、綺麗にまとめるとか、ラウドにするのか、この曲のユーザーはどの環境でこの曲を聴くのか?(ラジカセなのか、ヘッドホンステレオなのか、スマホなのか)
そのコンセプトにより、つまみひとつ、フェーダーひとつ、本来はミリ単位で変わってくる。それくらいシビアでカオスな世界なのだ。
ミックス時にノイズ混入
どうやっても取れない。
ピークがオーバーしているわけではなく、、
かれこれ2時間近く犯人探し。そして解決
ベースを0.5ms前にずらしたらノイズが消えた。。。。
位相の問題で何かのハイとベースが混じってノイズっぽく聴こえていたよう。。。
音楽とは奥が深い— 安原兵衛 (@HYOE_YASUHARA) 2018年6月7日
MIX時、エンジニアさんと一緒に、聴き手の立ち位置とか、メンタル面まで考慮して、ドラムセットやウワモノの左右(LR)など、定位決めているのに、完成版聴くときはヘッドホンとかイヤホンとか右左、全然気にせずに付けて聴いちゃってるよね。
— 近藤薫✴︎音楽家✴︎ (@kondo_kaoru) 2018年6月12日
正解がないなら、どこで決定すればいいか!?それは作った本人だったり、演奏するアーティスト、またはプロジェクトを任されているプロデューサーだったり、時に、お金を出しているレーベル、レコード会社なのかもしれない。
そのプロジェクトの先頭に立っている人が、自信を持ってジャッジしなければいけない、というか、ジャッジすればいい。あっちの正解はこっちでは間違いなんて事も多いんだし、「何を聴かせたいか!」というのを強く持ち、決定する!
作った本人が迷ってたら、楽曲に説得力なんて無くなるから。
MIXは難しく、経験も知識もいる作業だが、遠慮せず良いと思った気持ちを信じていきたいものです。
エンジニア直伝! クリエイターのためのミックス&マスタリング最新テクニック (サウンド&レコーディング・マガジン)
ミックスって全体のバランスを取ることなんだなー
木を見て森を見ずではいかんなー
人生と同じ。#ミックス#DTM— 安原兵衛 (@HYOE_YASUHARA) 2018年6月11日