「Apple Music」「Spotify」
今や音楽聴き放題サービス(ストリーミング配信サービス)の2トップと言っても過言ではない
- 「Apple Music」
- 「Spotify」
両サービスとも、洗練されていて曲数も豊富で、アプリケーションも使いやすい。「Apple Music」はご存知、Appleのサービスで「iTunes」の聴き放題サービス版と考えてもらっていいだろう。「Spotify」は2008年にスウェーデンで誕生したサービス。現在の利用人数は約1億5千万人とか。
月額費用も、キャンペーン時や、家族割とか合わせて考えると色々違いはあるが、基本同じ価格帯。それぞれサイトのサービス比較サイトは、他によくあるので、ここで詳細比べはしませんが、ここだけは絶対にこちらの方が圧倒的に有利と思ったところをご紹介します。
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Player
よく「音」を気にされる人がいます。当然ですね。「音質」なら「Spotify」に軍配が上がります。iPhone、Macユーザーは「Apple Music」だと、すべてiCloudで一本化されているので使いやすい。
それぞれ一長一短だし、好みで別れるとは思うけど、僕が個人的に、決定的に違うと感じるところは、SNS拡散時のプレビュー用プレイヤーです。
楽曲を知ってもらうために
SNSは有効的ですよね。
SNSとはご存知、TwitterとかFacebookなどのこと。SNSでは、リアルな感情が飛び回ります。勢いや直感で生まれた言葉たちがタイムラインに投下されます。受け手も瞬時にそれらを見て一喜一憂します。楽曲を広めたいと思っているアーティストにとってSNSは必要不可欠なのです。
その観点から見た時、SNSに拡散された時、タイムライン上でどうプレビュー再生出来るかというのはかなりのポイントになってくる。
そのプレビューオーディオプレイヤーが圧倒的によく出来ているのが「Spotify」なんです。
直感的に楽曲を試聴させられるのが「Spotify」です。
例えばtwitterのタイムライン上に、
「Spotify」から共有した場合
「Apple Music」から共有した場合
一見、「Apple Music」の方が、大きいTwitterカードで表示され、アイキャッチ的には目立ち易いが、そこから再生するとなると、iTunesアプリ経由で再生される事になる。こんな感じ。
「開く」をタップすると、アプリが立ちあがります。
関連記事>>iTunesの音楽ダウンロード販売終了が音楽業界に与える影響とは?
逆に「Spotify」はダイレクトにオーディオプレイヤーが貼られる仕組み。タイムライン上で再生すると、こんな感じで表示される。
視聴後、より聴きたいと思ったら、「Spotify」サイトに飛ぶという流れ。
楽曲をSNS上で拡散して、たくさんの人に聴いてもらいたい!という場合は「Spotify」の方が、1アクション少ないのです。
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「Apple Music」の方が嬉しい点
ただ、制作側の人間として、「Apple Music」の方が優れている点(いや、嬉しい点と言った方がいいかも)があるとすれば、プレビューポイント(視聴ポイント)です。
クリエイターやレーベル、レコード会社が、楽曲をストリーミングサービスに登録、アップロードする際に、視聴ポイントを任意で登録できるんです。
とか
<00:28〜>など
こんな感じで、「サビを聴いてもらいたい!」とか、「イントロに試聴ポイントを合わせよう」とかね。
Twitter上で共有して試聴してもらう時、「Apple Music」は当然、サイトまで連れてきて試聴させる訳ですから、その任意のポイントを的確に聴かせることが出来ます。ただ、「Spotify」のSNSでのプレビューは、どうやら任意のポイントで再生されていないっぽいのです。波形から、「おそらくこの辺りが聴かせたいポイントだろうな」と、判断されてトリミングされ再生されます。ここはクリエイター側からはちょっと寂しい。
まとめ
そんな感じで、「Spotify」は、一番早く試聴してもらうことが出来るが、希望の場所を試聴してもらえない可能性がある。逆に「Apple Music」は、視聴ページまで1行程長いが、任意の視聴ポイントを聴いてもらえる。
そんなデメリット、メリットがありますね。どちらがオススメですかと言われたら、それは両方です。僕は両方とも有料会員になっていますし、気分によって聴き分けていますから。
ただ、聞かれたら、音もいいし、カッコイイから「Spotify」の方が好きですと、答えますが、使用頻度は圧倒的に「Apple Music」が多いです。