はじめに
CDの存在感と、手のひらから少しだけ溢れる重量感と、盤面に潜んでいる期待感に魅せられて、封を開けることないと知っていながら好きな作品はいまだに買ってしまう。
とくに購入するのは洋楽CD。
最近ではタワーレコードとか、大型店舗を練り歩き、視聴機に張り付いて聞き倒し、良いなと思った音楽を、脳内のメモ用紙にアーティスト名とアルバム名をメモ。
帰り道も忘れられない胸のざわめきがあったら、Itunesで購入、またはApple MusicやSpotifyでサーチ。J-POPより、海外の方がサブスク(定額配信)は進んでるから、基本聴きたいと思った楽曲は聴けちゃうんだよね。
ただ、胸のざわめきが普通じゃないアルバムに出会ったら、その場でCDは購入する!
そして、Apple MusicやSpotifyでも探して、プレイリストに配置する。買わなくてもいいじゃん!と言われるが、買ってしまうのです。何故なら、好きだから!好きに理由はないのです。
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さて、僕のCD愛はここまでにして、洋楽のCDって、「日本盤」「輸入盤」の二種類があるのはご存じだろうか?もちろんその中に、さらに「初回盤」「通常盤」とか枝分かれしていくんだけどね。
「日本盤」「輸入盤」とあるが、本当の原本(マスター)は「輸入盤」だよね。。洋楽なので海外のアーティストなわけなので。
それを日本のレコード会社が日本で売れるようにオプションを追加していくのです。
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日本盤の特徴
高い
輸入盤より、500~1000円くらい高いかな。
ジャケット内の歌詞カード(翻訳)が違う。
英語、外国語で書かれた歌詞の訳が入っている。その曲のメッセージ性を理解して聴くとまた良さも倍増するから、欲しいという人は多い。
ライナーノーツが入っている
ひと昔前は、ライナーノーツを書くだけの仕事があったくらいCDが売れてたんですね。今はそんな専門職ないですけど。
アルバム制作の経緯や、アーティストのヒストリーなど交えて、作品への期待感を膨らませる、そんな文章。
ボーナストラックの収録(曲数)
これが日本盤を買わす為の目玉である。マスターの輸入盤には入っていない曲、または入っている曲のDemo ver.や、ライブ音源が入っている。それだけでファンはこちらを購入したものだ。
これだけ、特典がついている、金額も違うし、どちらがお得で、どちらが聴きたいかは、それぞれ違うと思うが、実は明確に違うところがもうひとつある。
これは「音」である。
音
よく、「日本盤」も「輸入盤」も音は変わらないという意見を聞くが、実は違う。
厳密に言うと、ボーナストラックが収録されている時はという事になります。
理由は、マスタリングです。
マスタリングというのは、レコーディング最後の行程で、曲を並べて、音を最終整える作業です。
日本盤にボーナストラックが入っているという事は、少なからずこの作業をもう一度していることになる。
そして、CDプレス。これもプレス会社によって音が若干変わると言われています。山下達郎さんなんて、プレス会社まで絶対指定すると聞いたこともあります。
そうなんです。「日本盤」「輸入盤」との違いは行程的に「マスタリング」と「CDプレス」の2行程が違います。ここで音の差が生じるのです。
まとめ
同じ作品でも最後のパッケージ手前の作業が違うという事で、大きく変わってしまう。普通の人では分からないレベルかもしれませんが。
最後にひとつ補足ですが、、
例えボーナストラックが入っていても下記の時は音は変わっていません。
- ボーナストラックが入った日本盤の音も、アーティスト自身が監修して、輸入盤のときと同じプロデューサーや、エンジニアが作業している場合。
※大元のマスタリングする際に、それも見越してボーナストラック曲も同じ現場でマスタリングしていれば全く差異はないですね。 - プレス会社も同じ業者指定で行われる。
この音が違う原因となった2行程を、大元と同じ場所、人が担当すれば当然、音は変わりません。
この点も気にして、クレジットとか見ると面白いかもしれません。
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