はじめに
日夜、作品を捻り出しているクリエイター。僕のような音楽家であれば、作詞、作曲、編曲のお仕事の人たちかな。あとはデザイナー系だね、その他、絵書きさんとか、陶芸家とか、ユーチューバーなど、デジタルコンテンツ作ってる人全般。
事務ワークと違って、創作するというのは非常に大変な業務である。発想がどんどん浮かんでくる時は良いけど、スランプに陥り、何も浮かんでこないなんてことになれば、1円にもならない。よってご飯が食べられない。そんな状況が続くと、故郷の親からプレッシャーをかけられる、そして、やめざる得なくなる。極論ですが、大袈裟な話ではない。
そんな末路を辿って、里帰りしているクリエイター(音楽家が多い)何人も見ている。
そんな事にならないように、僕が経験から得たスランプからの脱出方法をまとめてみました。
まず、発想におけるスランプって、メンタルからくるものがほとんどだ、いや、全部か。
なので、心の中の通り道を、視界良くしてあげたらいいのだと思う。
脱出方法
1.いつもと違うことをしてみる
これはクリエイティブとは別の日常の中での話。例えばいつもコーヒーを飲んでるなら、紅茶にする、ココアにするとか。テレビも滅多に見ないNHKを一日中つけておくとか。外食も行ったことのない店に行く。こんな事で心の変化は生まれたりする。
2.はじめて手掛けた作品と向き合う
これは僕は良くやります。高校の時に、はじめて作った歌を部屋で唄ってみる。結構恥ずかしい。「この曲が今出来てもOKにしてなかっただろうなぁ」とか思ってみる。
実際あの時良かったと感じるものが、今は感じていないという事は、自分の感覚だけが一方的に成長してしまっているだけなんだよね、あの時と同じ感覚を持った、リスナーさんだったらその曲でも響くかも!など、自分の都合のいいように解釈してみる。
そうスランプなんて、自分が描いたOKラインに届いているかいないかの問題なわけで。
そんなメンタル面のチューニングをとことん施す。
3.自分自身の才能を否定する
要は自分から出てくる作品が全て合格点のものであるわけがない。
もともと自分には才能なんてなかったんだと開き直る。当たり前です、1、2曲ヒットを出したくらいで、自分の才能を過信して、次作の制作に臨むととんでもないことになる。まさにスランプ!?と感じる瞬間に出会うのです。いや、スランプなんかじゃなく、最初から自分はこんなもんなんだ、と思うと、意外とスッとモノが出来たりしますよ。
その他
家族や友達と過ごす時間を増やす。
旅をする。
引っ越す。
色々あるでしょう。
まとめ
とにかく「考える人」になって、過去の栄光をぶら下げて、頭を捻り続けててはスランプからの脱出はありません。だいたいスランプというブラックホールを勝手に作って、そこに閉じ込めて鍵をかけてしまったのは自分自身なのですから。
なんかスピリチュアルな方向にいってしまいましたが、今一度空っぽになって、またステキな作品を作ってください。