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歌手・アーティストとして売れる為に、必要な11の項目。

筆者
こんにちは、音楽家の近藤薫(@kondo_kaoru)です。

はじめに

下記Tweetをしたところ、少し反響を頂いたので、こちらでも解説したいと思います。

【歌手として売れる為に、あると有利だなと思う項目】

歌唱力
声がいい
キャラが立ってる(個性)
・世界観がある
・しゃべれる
ビジュアルがいい
コミュニケーション能力
SNS等の使い方が器用
良い曲が書ける
楽器が弾ける
踊れる!?
ファッションへ意識
若さ

運(←最重要)

— 近藤薫✴︎音楽家✴︎ (@kondo_kaoru) 2019年2月7日

売れる為にあると有利な11の項目

これらの項目を全部ものにしたら、かなりの確率で成功に近づけるでしょう。ただ、全部持っている人はほんと一握りだと思います。

1.歌唱力

もちろんアーティストなので、最低限の技量は必要だ。あった方がいいに決まっている。これは、「ヘタウマ」的なのももちろん含んでいる。「良い!」と思える歌唱力という意味です。

2.声がいい

声の好き嫌いは人それぞれだが、耳にとまる「声」の持ち主は絶対的に有利です。歌が驚くほどうまいのに、この部分を持っていなく苦戦している歌手は多い。

3.キャラが立っている

これは、個性というものですね。「世界観(オーラ)」だ。そこにいるだけで雰囲気がある、佇まいがいい。ちょっとした動作、仕草に心奪われてしまうという類のもの。これに関しては先天的なものが多いんだろうけど、活動を続けていくと、色々自信がついてきて、次第にオーラをまとってくることも多いです。

「しゃべれる」というのもキャラクターの一つにしている。MCや、コメントなどで、器用に話せる力はあるに越したことはない。

4.ビジュアルがいい

これは、「美形である」ということより、アーテイストとしてのコンセプトがビジュアル面からも伝わってくる、という事でもある。まぁ、かわいいい、かっこいいに越したことはないけど、モデル級の美貌が必ずそれにあたるという意味とは違います。



5.コミュニケーション能力

これはアーティストとしての技術とは少し離れるが、活動をしていくにはいろんな方の協力が必要だ。事務所、レコード会社、ライブハウス、メディア関係など。そこの関係者様に気に入ってもらわないと、せっかくのアーティスト力が陽の目を見ない。

お客さんとのコミュニケーションも大事だね。小さなライブハウスでの、物販や、接触も、うまいコミュニケーション能力が必要になる。

意外と、ここの部分を軽視しているアーティストは多いかもしれない。

筆者
「クールなのがアーティスト」というのはステージ上だけにした方がいい。

6.SNS等の使い方が器用

現在の音楽業界は、新人に大きなプロモーション予算を割く体力がない。その中で自分の楽曲、キャラクターを広める為にはSNSの存在はなくせない。ただ、雑に告知しているだけでは埋もれてしまうので、独自性のある、共感を引くような使い方が必要だ。

7.良い曲が書ける

もはや説明の必要がない。制作力が高い方が有利に決まっている。ただ、一つ言えることは、この部分は他のスタッフに任せたり、協力を得ることが可能だ。

失敗するアーティストの例で、自分のオリジナル曲にこだわり、自滅していくパターンも多い。この辺りを柔軟に考えることもアーティストには必要だ。

8.楽器が弾ける

これはアーティスト力のアップにも繋がるし、弾き語り等出来れば、ライブ、イベント出演もフットワーク軽く動けますね。

9.踊れる

これは、バラードシンガーとか、弾き語りシンガーソングライターとかは必要ないかもしれないが、踊れる子は、ちょっとした動き、仕草、佇まいもかっこ良い。そういう観点からもダンスは学んでいるに越したことはない。カラオケや、バンドでハンドマイクで歌うシンガーは、棒立ちで歌うのもパフォーマンスという意味では寂しい。

10.ファンションへの意識

ファッションリーダー達は、カリスマ、人気者になることが多い。アーティストは音だけで魅了すればいいという考えも出来るが、総合点で考えると、ファッションへの意識も避けて通れない。

11.若さ

これは、この項目の中で、アーティスト力には一番関係ないけれど、日本の音楽シーンでデビューするには大きなポイントとなっている。

筆者
「とても良い新人がいるんです!」

とレコード会社の人に言うと、

「どんな音楽性?ジャンル?」と聞かれる前に、

レコード会社
「その子、いくつ?」

と聞かれたりする。

いつも、アーティスト力に年齢は関係ないのになぁと思いつつも、商品として考えると欠かせないポイントのようだ。

まとめ

これらの項目は、もちろん全部揃っていれば「絶対に売れる!」というものではないが、あれば有利であることに間違いない。

ただ、もう一つ言えることは、どれもソツなく70点でこなせるより、特定のことに120%突き抜けていた方が良かったりする。誰でも苦手なところがあるのは当たり前です。自分がどの部分なら極めることが可能か考えて、最短距離で成功へ向かいましょう!

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KONDOKAORU.JP編集部
KONDOKAORU.JP編集部とは、音楽家 近藤薫の活動、また音楽業界の動きをを様々な角度から発信していく編集チーム。

【編集長 近藤薫プロフィール】1999年ポリドール(現ユニバーサルミュージック)より、メジャーデビュー。2002年バンド解散後ソロとして活動を始める。【主なソロ作品】「ハロー&グッバイ」「風に乗っかって」(「テニスの王子様」ED曲など関連作品)【楽曲提供】V6/AKB48/東方神起/テゴマス/Juice=Juice/℃-ute/アンジュルム/下野紘/DEEN/柏木由紀/マオfromSID/鈴村健一/松井恵理子/dela/太田克樹/ROSARIO+CROSS/dela/出口陽 など。