はじめに
自分で作詞、作曲をして、ギターやピアノで弾き語って表現する「シンガーソングライター」。時にアレンジ(打ち込み)までして、それをステージで鳴らして(同期と言われる)、楽器弾いてパフォーマンスもしたりする。まさに自分一人で世界を構築できるのがシンガーソングライターです。
音楽が広まっていく形
従来の音楽ビジネスの形としては、
- アーティスト
(シンガーソングライター、歌手、ダンサー、アイドル) - オーディション、スカウト
- 所属事務所(プロダクション)
- レコード会社(メジャー、インディーズ)
- 流通会社(問屋さん)
- プロモーション媒体(ラジオ、テレビ、雑誌)
- CDショップ
- ファンの皆様
という流れで(順番もほぼこんな感じ)、出来た音楽を展開、そしてヒットに繋げるため、各セクションの方は様々なアイディアを出し、試行錯誤したものです。
僕はずっとボーカルスクールを運営したり、新人育成のお手伝いをしていましたが、夢見るアーティストの卵たちは、みんな口をそろえるように「まず事務所に所属したいんです」的な事を言って、事務所に所属するという事にこだわっていました。
所属する意味
ただ、所属して、自分のアーティスト生命をお預けする、ということは自分に無い部分を補ってくれないと意味がありません。
事務所というのは、形だけ「株式会社」にしてたり、表面的に事務所を借りているだけでは意味がありません。
アーティストに足りないもの
それではアーティストに足りないもの、事務所に補ってもらわないといけないものは何なのか?
シチュエーション例
のように、事務所という存在は大きい、いや、大きかったと言える。
ただ、時代は変わりました。上記(シチュエーション例)を例えば自分だけでやってしまえるとしたらどうでしょう?
そうですね、自分で作れて、演奏まで出来てしまう、シンガーソングライターのみなさん。
プロモーションは、SNSで自分でアカウントを作ってしまえばすぐ出来る。WEBサービスを屈指すればマッチングサービス的なので、イベント出演も簡単にブッキングできる。showroomなどのリアルタイム動画配信なんかもあるし、ファンクラブを立ち上げられるアプリもあるしね。
事務所がないと出来ない事って果たしてなんでしょう?
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事務所がいると助かる人たち
- 楽曲が自分で出来ない
- SNSとか全く分からない、デジタル音痴
- 目指すは、ミリオンセラー!紅白歌合戦!大きなドラマとか映画にも出てみたい!
(残念ながら、大きな夢へはやはり、大人の力が必要です。) - 音楽だけに没頭したい、他の事は考えたくない!
- マネージャーが欲しい、信頼しているマネージャーがそこの事務所にいるから
- お客さんと直でやりとりしたくない
- ギャラの交渉を直接しにくい
- お金がない!お金の使い方が分からない!
まとめ
シンガーソングライターっていわゆる一人何役もやってしまう人だから、規模感が大きくなければ自分だけで活動した方がいいね。関わってくる人が増えればその分、自分への報酬は減るわけだしね。と言っても完全に一人でこなすには、時間も体も思考も使うから、ピンポイントで、自分に足りない分野のスペシャリストを見つけて、手伝ってもらうのがきっといいです。
適材適所、少数精鋭!が基本ですね!