はじめに
30後半までめちゃくちゃCDを買っていたのに、それ以降、本当に好きなアーティストしか買わなくなってしまった。
今では好きなアーティストさえ、ほとんど買っていない。
なぜなら、ご存知、配信やらサブスクリプションの浸透がまずあげられる。
月定額でほとんどの音楽が聴けてしまう。
まだ聴けない楽曲、アルバムもあるが、日に日に聴ける旧譜も増えていっている。
ただ、CDを買わなくなった本当の理由は他にある。もちろんサブスクの影響は大きいが、僕はCDの存在、メディア自体が好きだし、ジャケットにも愛着はある。
CDコレクターの僕が、CDを買わなくなってしまった本当の理由。
僕は世間的にはCDコレクター!?呼べるくらいCDを所持しています。高校生の時から買い始め、30歳後半までは、結構な枚数を買ってたな。
そのせいか、今自宅の部屋には1000枚以上は並んでいる。実家の倉庫に行くとさらにダンボール詰めしてあるから、結果1500枚弱あるんじゃないかな。
もちろんもっと持っている人もいるだろうし、こんなんじゃコレクターとは呼べないと言われるかもしれないけど、音楽と、CDメディアをこよなく愛している事には違いない。
CD離れの理由①
再生機器がない。
もちろん探せばあるだろうし、こだわりの商品も専門店には残っている。ただ、パソコンにCDドライブがなくなってしまったように、各メーカー、ここからさらに開発を進めて再生機器を良きものにしようとする動きは考えにくい。
CD離れの理由②
手にしたのにすぐ聴けない
大好きで、聴きたいから、その音源だけが詰まったCDを購入したのに、レジ等で受け取った瞬間、その音楽にすぐ触れられない。
最速で聴けて、帰りの車の中といったところだろうか。
やはり、「衝動」はすぐ手にしたい!
この理由自体は、サブスクリプションの存在が気付かせてくれたわけですが、やはり移動中の思いつき、友達との会話後、すぐ聴きたい、と思ってしまう。
CD離れの理由③
YouTubeの存在、使い方の変化
YouTubeで好きなMVとか観れてしまうし、海外アーティストはMVがなくても、フル尺で聴けるようにしていたりもする。
数年前は、1コーラスほどYouTubeで視聴させて、「残りを聴きたい人は是非商品を買ってね!」という手法だった。
メーカーやアーティストのプロモーション戦略が「音楽を買ってもらおう」という戦略から、「知って、聴いてもらってファンになってライブに来てください」という思考に変わっている。
まとめ
大きな影響は「サブスクリプションの浸透」である事は間違いないが、生活の中で、音楽があるべき場所が変わってきている気がするね。
「聴こう!」と思ってスピーカーの前に座って聴くスタイルから、生活の中に自然に溶かす聴き方になっているかもしれない。
「鳴っている音楽が心地いい」
でも、アーティスト名は知らない、というか、別に誰でも良い。
そんな感じに、より身近に、でも薄い存在になってきている。
嬉しいような、寂しいようなだね。