
はじめに
最近、少しづつ耳にするようになった「サブミッションメディア」。サブスクリプション(通称:サブスク)の未来に関心を持つ、アーティスト、レーベル、クリエイターは絶対に注目したいワードだね。
サブミッションメディアとは?
どう定義するかは、まだまだ曖昧だが、少し広い見方をすると、今の、テレビ曲、ラジオ曲、有線放送などに変わる、これからのサブスク時代の、プロモーションメディアと言っていい。
サブスクとは、Spotify、Apple Musicなどの定額聴き放題サービスで、利用を始めている音楽ファンも多いだろう。サブスクにはプレイリストというものがある。
プレイリストとは?
プレイリストとは、コンセプトをもとに自由に好きな曲をコンピレーションアルバムのように並べたもの。
例えば、
- 「Acoustic pop」
- 「お気に入りアニソン」
- 「90’s Hard Rock」
- 「近藤薫おススメSongs」
のような感じで、誰もが作れる。
これは個人でも作れるが、Spotifyや、Apple Musicなどが、オフィシャルで作って、ユーザーにレコメンドで紹介してくれたりする。
これからの音楽ファンは、このプレイリストを知らず知らず綱渡りのように渡ったいき、大好きな音楽を見つけたり、聴いたりしていくことになる。
そしてユーザーは、この人気プレイリストを、フォローしたりする事が出来る。
プレイリストは日々更新されるので、お気に入りプレイリストをフォローしておくと、勝手に好きな音楽の情報が音と共に飛び込んでくるになる。
例えば沢山のフォロワーがついたプレイリストを持つ会社、個人がいたとしよう。
この人(会社)がプレイリストに気に入った楽曲を入れたら、一気に沢山の音楽ユーザーに届くことになる。
ここはSNSに触れている人は感覚は分かるよね。
この、大きな影響力を持っているメディア(個人でも良いと思う)を、サブミッションメディア(Submission media)と呼ぶ。
具体例

Apple Musicに10万くらい、Spotifyに15万くらい、YouTubeに50万くらいのフォロワーが付いたプレイリストを持っているとします。
アーティストAさんは、僕というサブミッショメディアに、新曲を送る。
僕はその曲が気に入れば、自分が所有するプレイリストにその曲を公開する。それによって沢山の音楽ファンに聴いてもらえるという流れだね。
ラジオ曲や、有線放送に、自分の新曲を売り込んでオンエアしてもらうのに近いよね。
まとめ
まだまだ、しっかりした形が僕自身も想像レベルだが、これからの音楽業界、このスタイルで大きく変わる事は間違いない。
大きな放送局に頭を下げるより、影響力を持つカリスマ的な音楽ユーザーに紹介してもらった方が、より響くし、届くという事だ。
今までも、芸能人が評価した方が、人気が広まったなどの、近い形はあったが、サブスクリプションが軸に、それらが展開しだすと、より近い感性を持ったユーザー、ファンに直接命中しやすくなるよね。
これからどのように業界が動き、展開されていくか楽しみだ!