はじめに
昨今のエンターテインメントの世界、様々なアイドルがいて、様々なアーティストがいて、音楽業界、決して潤ってるとは言えないけど、それぞれがそれぞれの世界観でパフォーマンスして業界を盛り上げています。
日本人ってどうしてもカテゴライズするのが好きなのかな。事あるたびにアイドルとアーティストの違いは?という話が浮上する。好きというより、カテゴリーという箱に閉じ込めると安心するからなのかな。
アイドルとアーティストの違いは?
それは見た目でしょうか?楽曲の方向性でしょうか?実際、答えにたどり着くのは難しい。
それぞれの定義(イメージ)
アイドル
- ひらひらキラキラ衣装
- かわいい(かわいく魅せている)
- ファンの方のミックス(盛り上がり方)
- 物販などでの接触が派手、バリエーションが多い(チェキ、握手券、デート権!?など)
アーティスト
- 作詞作曲など、楽曲制作に関わってる
- 楽器も出来ちゃったりする
- ダンススキルも高い!?
- メッセージ性がある
- 物販はあるが、CDジャケットにサインくらい
など、あげられる。
※かなり独断と偏見入っていますが。
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では、例えば、上記、アーティストカテゴリーの人が、突然チェキ撮影をライブ後にやり出したら、果たして急にアイドルになったと言えるだろうか。
アイドルが、楽器を弾き出したら、いきなりアーティストの仲間入りが出来るだろうか。
そうはならない。
要するに、これをしたらアイドルだとか、アーティストだとかというルール付けは出来ないし、しにくい。
時々、アイドルの子が、私はアイドルじゃなくアーティストがやりたいんです!と言う子がいます。
気持ちは理解出来るけど、ようは、それに相応しい行動が出来てたり、思想、スキルが備わってるかどうかだと思うのです。
イベント
線引き出来ないとは言っても、アイドルと、アーティストなどをカテゴライズする事で、プロモーションとしてはとてもやりやすくなることはあります。それは出演イベントです。
イベントは「アイドルイベント」、アーティストは「シンガーソングライターイベント」「バンドフェス」みたいな別れ方をしています。もちろん例外がブッキングされることもありますけど。
アイドルイベント
アーティスト系イベント
それぞれ出演することがステータスになるような大きなイベントです。アイドルなら「TOKYO IDOL FESTIVAL」からオファーがかかることは名誉なことだし、バンドならサマソニ(SUMMER SONIC)とか憧れのイベントだろう。
まとめ
僕はアイドルやアーティストなどのカテゴリーは演者自身が決めることではないと思っています。それは、お客さんや、リスナーが決めることなんだと思うんです。もちろん、そこに目指す形として自分達の強い意思はあっていいと思うけどね。
そして強く言いたいのは、アイドルよりアーティストの方が上という事は絶対にない!という事。そもそも音楽に勝ち負けはないけど、アイドルが下で、アーティストが上という固定概念を持っているんだろうなぁと思う発言をする人をチラホラみかける。
どんな職業、ジャンル、全てに言えることですが、世の中に用意されているカテゴリーと言う箱に、自分の思想を当てはめていかない方がいいですよね。よほど突き抜けたスキルがない限り、予定調和なつまらないものになってしまう。
もっと深く、大きく、自分の中の思想を羽ばたかせてみたいものですね。