はじめに
普段、作曲(作詞)とか音楽制作をしてて、調子がいい時は、感性でバンバン書けるんだけど、どうしても
- 煮詰まってきたなぁ
- いつも同じ感じになっちゃうなぁ
- 全くアイディアが出てこない!
なんて壁にぶつかることはないでしょうか?
アーティストなら
僕は自分で、アーティストの立ち位置で歌う、オリジナル曲を作るときは、スランプやマンネリすら「その時のリアルな自分なんだ!」と、無理やり奮い立たせて書いちゃうことが多いんだけど、プロデュース案件や、クライアント様がいる楽曲提供仕事の場合は、よくその壁の前でふさぎこんでいます。
海外のアーティストでも、自分のオリジナルアルバムを振り返って、「あの時出した、8枚目のアルバムは、周りの期待値が高くなってきていて、自分でも驚くくらい迷走していた時期なんだ。。」とか、よく雑誌インタビューとかで答えていて、「何かそういうのもカッコいい!」とか思ったものです(笑)
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職業作家なら
まず、捉え方の問題だけど、感性や思い付きだけで突き進めないのが、職業作家なので、
壁に出くわす=自分に才能がない!
と思わないことです。
とにかく、出来ないのが当たり前、ゼロから構築するんだ!という気持ちで、楽にいきましょう。
回避方法
僕は職業作家脳の時、ほんの少しの考え方で、その壁を乗り越えたりしています。
乗り越えるまでいかなくても、軽く車線変更してあげることで別の景色が見えてくるので、そこに突破口が生まれたりします。
いい感じだ。。この曲も自分の中で忘れていた曲だ。。今度ギターも弾かせて下さい(笑)
最近、三拍子とかハチロクの曲、書いてないなぁ。 #鈴木花純 https://t.co/CPQY29vzah
— 近藤薫✴︎音楽家✴︎ (@kondo_kaoru) 2018年11月1日
メロディーの構築の仕方は、自分らしさがいっぱい詰まっているだろうから、あまりそこは変えなくていいと思います。その場合、そのメロディを乗せる基盤を変えてあげます。
この場合の基盤とは、
- BPM(テンポ)
- リズム(拍子やハネかたなど)
- 調(メジャー、マイナー)の意識
- keyを普段使わないkeyに設定
とにかく、ただの「手癖だけで進まない」というところが絶対です!
BPMの変更
これは試されてる作家さん多いですね。
など。
リズム(拍子やハネかたなど)
これを変えると、全く違った感じの曲になるので、おススメです。
いつもギターを抱え、鼻歌を口ずさみだすと、同じような譜割(フワリ)のメロディになってしまいます。リズムのノリを変えてあげると、思いもよらないメロディが出来たりしますね。
メロディの間隔、音のリズム
調(メジャー、マイナー)の意識
これも変えるだけで全く別の曲になるから意識しましょう。そんなの考えてるよ、と言う作家さんもいますが、全体的には決めているかもしれませんが、構成のブロックごとに決めるのもいいかもしれません。「サビでメジャーにしよう」「Aメロはマイナーで。。」「大サビは、転調して」など。
keyを普段使わないkeyに設定
これは、手癖だけで作っている人の代表例。ギタリストならどうしても「C key」や「G key」で作り始めてしまう。煮詰まった時は普段使わない、「Bb」や、「Eb」で作り始めてみるのはどうでしょう。
その場合、Capo(カポ)は絶対に使わない!使ってしまったら音は違うkeyになるけど、手癖進行が変わらないので
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まとめ
作曲とは、良くも悪くも、すでにある程度のフォーマットが完成しています。とくにJ-POP。
もちろんそこを崩して新たな作品を生み出していくのが我々クリエイターの使命なのですが、何せ、優秀な諸先輩方が様々な作曲テクニックを披露してくれています。
制作に煮詰まった時は、そのフォーマットをうまく利用して、時に違う服に着替えて、作曲進行していくと突然景色がひらけるかもしれません。是非参考にしてみてください。
共に良い作品を作り出していきましょう!