Gibson
たくさん存在するアコースティックギターでもよく聞くメーカー「Gibson(ギブソン)」。
楽器をやっていない子でも、何となく聞いたことあるかも!?となるくらい、流通しているメーカーのひとつですね。
他にも有名どころでいくと
海外メーカー
- Martin(マーチン)
- Taylor(テイラー)
とかあります。
日本のメーカー
- 「Yairi(ヤイリ)」
- 「Yamaha(ヤマハ)」
- 「Moris(モーリス)」
と老舗メーカーがありますね。
その中でも燦燦と輝きを放つメーカー「Gibson」。
そのギブソンの中でも圧倒的存在感と不動の人気を誇るのが「J-45」というモデル。
ただ、ミュージシャンでも「J-45」ってよく聞くけどどんなギターなんですか?と聞いてくる新人さんや生徒の子がいるので簡単に解説したいと思います。
J-45とは
「J-45」が誕生したのは1942年8月。もともと1934年に発売された「JUMBO」の後継機(モデルチェンジ)として販売された。
16インチのラウンドショルダーと言われる形状で、ボディはスプルーストップ(マホガニートップのものもあるらしい)、マホガニーサイドバック、ハカランダ指板、といった感じで説明されている。
ちなみに1942年に発売された時は45ドルだったらしい。その後、ネックの太さや、ピックガードの形状、使用資材が変わったり、モデルチェンジを繰り返し今に至っている。

写真は1961年製の「J-45」※私物
愛器「J-45」の紹介動画
音の特徴、相性のいいジャンルは?
音はやはりストロークがばっちり合いますね。歯切れも気持ちいいし、低音のゴリゴリ感、あと高音の暴れ具合も気持ちいですね。
ジャカジャカ魂で叫ぶ弾き語りとか、ロックバンドでも音の作り方では抜けが良く存在感ある馴染み方をしてくれるはずです。アルペジオもMartinのようなリッチなサスティンはないかもしれませんが、素朴に響いてくれます。
アルペジオに関して個人的な印象としては、しっかり弾き手が一弦一弦、丁寧に鳴らしてあげる意識が必要かもです。
弦のセレクトも「フォスファーブロンズ」より、「フォスファー」の方がストロークは気持ちいいかなと思っています。
※「フォスファーブロンズ」「フォスファー」の違いはこちらで解説してます。
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アジャスタブル・ブリッジ
大きく変わった形状として取り上げられるのが、アジャスタブル・ブリッジというもの。
アジャスタブル・ブリッジは1960年の機種から標準装備された。サドルはセラミック。
僕の所有「J-45」は1963年製だからアジャスタブル・ブリッジ仕様。下の写真を見てください。
ホール右の弦をとめる黒い髭みたいな所がいわゆるブリッジですね。そこに白いサドルがあって、その両脇にネジが止まってますよね。
これが「アジャスタブル・ブリッジ」と言われる仕様です。ちなみにアジャスタブルは1969年のモデルまで搭載されていて、その後、通常ブリッジになっている。

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改造
当たり前ですが、アジャスタブル・ブリッジか、そうじゃないかで、めちゃくちゃ音が変わるんです。
これは音が良くなる、悪くなるではなく、好きな音か嫌いな音かという意味。実は僕は音は嫌いじゃなかったけど、とても弾きにくかったので、改造しちゃいました。
なんか、ハーフミュートするときに自分側のネジの部分が手の平(小指側)に当たって邪魔だったんです(笑)写真は術後。

思い切ってハカランダの通常サドルに変更。
ピックアップを「M-Factory」の三好さんにお願いしているのですが、コンタクトのマイクもこちらの方が取り付けやすいということで決断!音は暴れすぎず少し大人なヤンチャ感になった感じ。とても気に入っています。
まとめ
Gibson「J-45」はワイルドさも、繊細さも出せる素晴らしいギターです。弾き手の気持ちをしっかり表現してくれます。
そしてとにかくルックスがいい!カッコいいですよ、ほんとに。
よくギター購入を検討している新人の子に言うのですが、音ももちろん大事だけど、絶対手にしたくなる、気に入ったルックスのモノを選んだ方がいいと思っています。年代はいつのであれ、高価なものには違いありません。
一生手元に置いておきたくなるようなルックスと音のギターを探してください。
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