こんにちは、音楽家の近藤薫(@kondo_kaoru)です。
◎本日の「生徒さんからの質問にお答えしてみた。」です。
カバーとコピーって何が違うのですか?
考えたこともなく、いつも仕事場でも自然に言葉にしていましたが、つい先日バンド初心者の生徒さんから聞かれました。
楽曲を演奏する時の、カバーとコピーって何が違うんですか?
昨今のカバーブームで、いろいろな現場で「アルバムにカバーを選曲に入れたらどうでしょうか?」とか、営業仕事のイベントでも「誰もが知っているカバーを1曲は入れて頂けないでしょうか?」とか言われることが増えてきた。
また、バンドやっている子たちに「どんな楽曲をコピーすればいいですか?」「コピーバンド始めました!」などと言われたりすることもあります。
おそらく本能的に使い分けているのでしょうが、なんとなく定義づけるとこんな感じでしょうか?
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カバー
オリジナル曲に自分なりの解釈、エッセンス(アレンジ)を加えて表現する。アップテンポの曲をアコースティックバラードアレンジにしてみたり、少しシャッフルにしてみたり、コード(和音)をちょっと変えてみたり、、などなど。
コピー
その名の通り、原曲に忠実に表現する。それぞれ楽器のフレーズはもちろん、サウンド感なども原曲に近くしたりする。完コピなんて言葉もあったりしますね。
曖昧な使用例
- 基本原曲に忠実にコピーしたんだけど、キーはあげたんですけど、、
- コピーで進めたけど、ギターソロだけ自由に弾いちゃった
- バンドサウンドの楽曲を、ややアコースティック目にカバーしたいんだけど、サビだけはそのまま完コピしたいんだ。
のような、どちらの表現がいいのか分からないグレイゾーンはたくさんある。
でも、使い方としてはこんな感じで使い分けたらいいと思います。定義は曖昧だ。
まとめ
最後に作曲家としての個人的な意見になってしまいますが、カバーにも最低限のルールがあると思っていて、原曲のここだけは変えてほしくない!といった部分がどの曲にあるはず。そこだけはいじらないでポイント。コードだったり、歌い回しだったりね。その部分は大事にされつつ、思い切り攻めてるカバーが好きです。
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カバーアルバムの名盤
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