「CDが売れない時代」ではなく「なぜかまだCDを売ってる時代」といった内容で、少し前に大拡散されて、話題になっていたtweet.
既にCDから直接音楽を聞くことを誰もせず、CDを再生できる機器が一台も家庭にないことが普通になった現代は、「CDが売れない時代」ではなく「なぜかまだCDを売ってる時代」だと思います。
— 水原滝 (@taki_mizuhara) 2017年12月13日
この手の意見は至る所で聞きますね。業界仲間や、スタジオで制作仲間とも笑い話で話しますが、CDを作っている張本人の我々が、CDを再生する機械を持っていない。僕はCDチェックは車の中です。
スタジオ内で、プレスから上がってきたCDをチェックしよう!と言っても、アシスタントが「えーっと、プレイヤーは、、、」と言って回りを見渡したりしてる。もちろん、ちゃんとしたスタジオにはCDプレイヤーはありますよ。ひと昔前の高級感あふれるアンティーク家具のようなCDプレイヤーが。
こういうのですね(笑)
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作る理由を考えてみた
ではなぜ作るのか!?昨今であればアイドルの「握手券」「特典券」としていわゆるグッズ感覚で商品化しているんだ、なんて意見や、オリコンを始め、チャートに入れるために作って販売してるんだ、という割り切った意見もありますが、理由はそれだけじゃない気がしています。
実際に中高生の夢見る少年、少女が、「いつかCDデビューしたんです!」と目をキラキラさせるシーンもも良く見る。
きっと、CDをリリースしたことは、デビューした証、証明書になってるのかなと思うんです。
先日あった新人の子は、「私まだ配信でしかリリース出来てなくて、いつかCDが出したいんです」と言っていたしね。
まとめ
街のCDショップ(もはや絶滅寸前ですが)や、大型商業施設(イオンとかね)に入っている、CDショップに、自分の作品が並んでいることは、「デビューした証」と考えられるのかもしれません。
※CDショップが入荷してくれるような期待の新人にならないといけませんが。
業界の中ではCDが絶滅することに対して、嘆きの声が聞こえてきますが、個人的にはCDが絶滅するのは逆に嬉しい、、というか、嫌ではないんです(笑)親交のある、熱いCDショップの店員さんとお仕事出来なくなってしまうのは寂しいですが、、
会社としてCDを作るのって、プレス、撮影、印刷、パッケージとか結構コストがかかるので(笑)配信なら音源制作、マスタリングまでして、配信申請して2.3日後にはリリースできるから。
ただ、レーベル業をしている以上、CDが完全に絶滅するまで、新人アーティストにデビューの証を作っていってあげる必要があると思っています。求めてくださるお客さん、アーティストがいるうちは
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