
ギター初心者の子が、最初、安いギターを買って始めたりするけど、あまりに安いやつだと弾きにくいし、音もならないし弾いててつまらないから、結局辞めちゃうパターンが多いんだよね。なので「続けるんだ!」と覚悟を決めて、初心者でも最初からある程度のギターを買う事をオススメします。
— 近藤薫✴︎音楽家✴︎ (@kondo_kaoru) 2018年9月9日
新品である必要もないですしね
— 石田ショーキチ (@Ishidalf) 2018年9月9日
上級モデルの中古品がいいんですよ
— 石田ショーキチ (@Ishidalf) 2018年9月9日
安価なギター
この場合の安価なギターというのは、楽器屋の初心者セットとか、チューナーもスタンドもケースもストラップも全部込々で9,800円!みたいなやつの事をさします。

ただ、ひと昔前に比べたら、いろいろ製造関係の技術も進化してきているので、必ずしも安いのが酷い作りとは断言できないが、そもそもギター(今回はアコースティックギター)を頭に浮かべて欲しい。
▼こういうのね。ギターショップの1シーン(大久保の黒澤楽器さんです。)。これはナイロン弦のガットギターですが。

よくギターを見ると分かると思いますが、こんな大きなサイズで加工してある商品が、9,800円とかで作れると思いますか?いや、作れるのは確かに作れるんでしょうけど、資材屋さんも、作り手さんも、楽器屋さんも、関わる全ての人が利益を出すためには、本来9,800円という金額帯で販売できる商品じゃないんですよ、ギターって。
なのに、何故、その金額帯で出せているかというと、使用している材質を極限まで品質を落とし、安い人件費(=経験値も低い作り手)で、大量生産をしているからなんです。
安いギターが何故弾きにくいかというと、
- ネックが握りにくい
- フレットが滑りにくい
- ボディーが鳴らない
- ペグの微調整が出来ない
- チューニングが合わない
などなどあげられます。
ギター初心者がこのようなギターで練習をしても、弾きにくい!つまらない!で辞めたくなるのも仕方がないですよね。
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どんなギターを買えばいいか?
ではどんなギターを最初に買えばいいのか!?

となるかもしれませんが、意外とそうでもない。やはり弾き手との相性があるしね。ある程度の金額帯を越えたら、あとは「相性」で良いと思います。と言っても初心者の子がいきなり20万とか、30万とかは出せないだろう。
そこでおススメの購入方法は!?上級モデルの中古品!ですね。中古楽器屋へ行くと、20万くらいの高級モデルが10万ちょっとくらいになって販売しています。少し頑張って値切れば、10万円も射程圏内です。
でも、中古でしょ!?
と、嫌な顔をする人も多いかもしれませんが、ギターは古い方が音が良いと言われています。厳密に言えば、時間が経つと「木」が鳴りだすんです。ビンテージギターというのを聞いたことが、あるかもしれませんが、あれはいろんな人が弾きまくって「木」が「鳴る木」に変わるんですね。
ひとつ補足すると、良い「木」程、弾けば弾くほど鳴るようになります。そういう観点からも安いギターは、低品質な素材を使っているため「木」が鳴らないという事になりますね。
まとめ
「ギターは育てる楽器」と言われますが、生まれたばかりの「木」を弾きこむことで「生きた、鳴る木」にするんです。そのすでに育ったギターを買えるのが中古ギターです。もちろん傷や、汚れはあります。その前の持ち主がどんな人かも分かりません。その点が許せるのであれば絶対的に中古ギターはおススメです。
是非、自分にあった、ちゃんとしたギターを使って練習しましょう!きっと楽しくて練習もはかどるはずです!