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アーティストには売り時がある!?プロモーションは新人の時に全力でしない方がいいと思う理由。

筆者
こんにちは、音楽家の近藤薫(@kondo_kaoru)です。

はじめに

世の中にはいろいろなアーティストが存在して、アーティスごとにセールスポイントは違うものです。

  1. 「サウンド感」
  2. 「音楽ジャンル」
  3. 「メッセージ性」
  4. 「ビジュアル」
  5. 「世界観」

など様々です。

例えば、俗にいうJ-POPの世界は、年齢は若ければ若い方が「商品価値が高い」という風潮がありますが、アーティストの売り時って、そのアーティストごとに違うと思うんです。

メーカー
やはり若い方がいい!
メーカー
集客するのに絶対有利!

というアイドルというジャンルもあれば、経験値を歌にするアーティストなら若すぎない方が味はあるのかもしれません。若い方がステージングは派手にこなせるかもしれませんが、アンサンブルのグルーブ感は新人には出し切れないとも言えます。

現在のJ-POP業界

レコード会社や、プロダクションの所属するには、商品価値が比較的高い「若いアーティスト」の方が有利かもしれません。それはアイドルであっても、シンガーソングライターでもバンドであっても若い方が好まれます。

そして、現代の音楽業界、とにかく早く結果(売れる、売れない)を出すことを求められます。これは昔と違って、何年もじっくり時間をかけて新人アーティストを育てる!という余裕がレコード会社、プロダクションにないからです。

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プロモーション

早い結果が要求されるレコード会社のプロモーターやアーティスト担当は、デビューシングルや1st Albumから全力(決められてる予算内でですが)でプロモーションに動きます。結果を出さないと会社の中の自分の立場が揺らいでしまうので必死です。

タイアップ、イベント出演、メディア出演などなど。

ただ、上に述べた通り、アーティストには売り時というのがあります。

アイドルならいいですが、少しパフォーマンスやステージに慣れた状態でプロモーションしてあげた方がいいというアーティストもたくさんいます。

例えば、若くて、ビジュアルも良く、とても良い曲を作るシンガーソングライターがいたとして、ただ、このアーティストは制作中心の活動をしてきたので、ライブはほとんどやっていなかったとします。

こんなアーティストに、最初から全力で大きな会場でのイベントに入れ込んでも結果は見えています。

曲もビジュアルもいいなら、小さな会場でゆっくりライブの経験を積ませてから、一気にプロモーションを大きくして大きな会場で観せた方がいいはずなんですよね。

まとめ

もう一度言います。アーティスト、ミュージシャンには売り時というのがあります。アーティストへのアプローチの入り口が「若さ」というものになってしまうのは仕方ないですが、そのあとの売り時をもう少し見極める必要があると思います。きっと早く結果を出さないといけない今の音楽業界のスタンスが良くないのだと思うんだけどね。

大好きなバンドのスピッツは、アルバム3枚目くらいまでは、ほとんど売れていなかったと聞きます。Mr.Chirudlenも最初から売れたわけではありません。あの時代は、それでもいつか売れる!と信じて、待てる体力がレコード会社にも事務所にもあったんですよね。

その時代の売り方がもちろんあると思いますが、アーティストの売り時、しっかりと大人たちが見極めていかなきゃと思う今日この頃です。

下積みはあった方がいいよ!というお話をしました。

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ABOUT US
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KONDOKAORU.JP編集部
KONDOKAORU.JP編集部とは、音楽家 近藤薫の活動、また音楽業界の動きをを様々な角度から発信していく編集チーム。

【編集長 近藤薫プロフィール】1999年ポリドール(現ユニバーサルミュージック)より、メジャーデビュー。2002年バンド解散後ソロとして活動を始める。【主なソロ作品】「ハロー&グッバイ」「風に乗っかって」(「テニスの王子様」ED曲など関連作品)【楽曲提供】V6/AKB48/東方神起/テゴマス/Juice=Juice/℃-ute/アンジュルム/下野紘/DEEN/柏木由紀/マオfromSID/鈴村健一/松井恵理子/dela/太田克樹/ROSARIO+CROSS/dela/出口陽 など。