
はじめに
ギター弾き語り。スタイル的にはやや地味だけど、楽器をやっていない子から見ると、ちょっとだけ憧れるプレイスタイルなのかもしれない。
ギター、特にアコースティックギターは、何と言っても手軽な楽器だ。ピアノや、エレキギター、ベース、ドラムと違って、部屋の隅っこに立てかけておいて、気持ちひとつで音楽を奏でられる。それにアコースティックギターの場合、電気もいらない。
「アンプラグドライブ」なんて言葉をよく聞くと思うけど、生音で様々なニュアンスを表現できる、素晴らしい楽器のひとつだ。
僕はもともとアコギから音楽を始めて、バンドで歌うときも、ひとりでも歌う時も常にギターを抱えて歌う「弾き語り」が音楽の中心になっている。

ギター弾き語りをこれから始める、または興味があるけど、いまひとつ弾き語りって何なのかピンと来ていないという、ミュージシャン、アーティストたちの為に少し解説したいと思います。
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弾き語りのメリット

弾き語りは何と言っても、使用楽器がギターと、自分の声だけだ。その音数の少なさを活用しないといけない。
ダイナミクスをつけやすい
ダイナミクスというのは、簡単に言うと、小さいところと、大きなところのメリハリをハッキリ付けられるという事。たったひとりで歌もギターもやっているので、一緒になって音量を下げたり、激しくしたりすることが可能となる。
またリズムに関しても、歌とギター同時に揺れる(速くなったり、遅くなったり)事も許されるというか、それすら音楽的に聴かせられる。
歌詞を届けやすい
歌にはメッセージが込められている。弾き語りの場合、音数が少なく音量もバンドほど出せるわけじゃないので、歌詞をしっかり聴いてもらえる。
弾き語りのデメリット

◎迫力が出しにくい
単純に音数が少ないので、バンドがガーン!と出したときのような迫力は出せない。
◎メロディを表現しにくい
ギターをリズム楽器に専念させなくてはいけないので、メロディ的なフレーズを演奏に入れにくい。もちろん様々なテクニックを屈指してプレイするスーパーギタリストたちもいるが、初心者や歌に比重をおくミュージシャンには難しい
まとめ
以上簡単に、弾き語りの得意な部分と、苦手な部分を出してみた。
ただ、僕は、ポップス、歌もの音楽の原点は「ギター弾き語り」だと思っている。ギター弾き語りが歌もの音楽の原点だ。弾き語りで良く楽曲を聴かすことが出来れば、バンドが入った時、さらに感動的な音楽にすることが可能だ。
簡単そうに見えて、実に難しい「ギター弾き語り」。
このコンピューターで音楽を作るのが当たり前の世の中、もちろんその作り方を否定するつもりはないけど、作品の小さな小さな種は、弾き語りで生み出してほしいものです。
弾き語りが学べる教則本を選んでみました。この辺のは分かりやすく書いてあると思います。
ギター弾き語り アコギで弾きたいカッコイイ曲あつめました。[改訂版]