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声優の仕事のひとつ、ナレーションのお仕事がしたい!その為に知っておきたいこと。

声の仕事

声、声優の仕事の中でも結構多いのがナレーションの仕事です。私たちの身の回りにはたくさんのナレーションが流れています。映画の告知、CM、テーマパークのアナウンス、企業PRの動画などなど。

何気なく聞いているものですが実は芝居をするくらい大変な仕事の一つです。これから注意して聞いていくと勉強になることもたくさんあります。

声優以外にもアナウンサーの人や俳優、女優の人がキャスティングされていることも多いです。もちろんこれには表現したいことや伝えたいことのイメージがそれぞれの会社などであるからなのです。

そして、思惑もそこには入っているからなのです。大企業、中小企業でもどのようにしていきたいのかという考え方が異なり、伝えたいことを表現するにはどういうことが必要になるのかそういうことを話し合ってナレーションを担当する人を決めていきます。

雰囲気にもよりますが、声優のボイスサンプルの中でナレーションを聞いて決めることもあれば、以前どこかで聞いた声でイメージに合うからと声をかけることもあります。

ナレーションは比較的声優の仕事の中でもお給料が高めです。求められる技術も高いものになっていくので理解しながら先を読んでください。

ナレーションの仕事で求められていること

①ストレートナレーション

ストレートナレーションというのは結婚式場のCMだったり、NHKのプロの人を紹介する番組の映像に合わせて背夢衣するときなどなどに使われています。しっとり系や、固い内容系が多く喋り方、声の雰囲気をコントロールする必要があります。

空気感は商品によって変わりますが、商品などによってはエレガントさが必要になってきます。

このナレーションは一番ベーシックにできなければならないので、今からでもきちんと磨きましょう。ラジオや何かを演じることよりも難しいことが多く、言葉を発するだけで相手にイメージさせることができるようにならなければなりません。

実際には映像がついたり音楽がついたりしますが、時折何もない無音の中で声で飲み表現をするという技法を希望するクライアントの方や、音響監督の方がいるのでかなり高いレベルを意識して練習を積み重ねてください。

耳にしたことはよくあるはずなので、研究したいと思ったらいろんなCMや番組のナレーションを聞くようにしましょう。それをするだけでも変化があります。



②キャラクターナレーション

よくアニメ関連、ラノベ関連で使われることが多いナレーションです。指定されたキャラクターでナレーションをするのですがストレートナレーションというよりはキャラクターが喋るようなことが多いので話し方の方が重要になってきます。

そのキャラクターのまま商品を紹介していくのがメインになります。ストレートナレーションに比べて芝居に少し近いところがありますが、伝えなければならないことや、意識しなければならないナレーションの仕方に関しては変わりません。

CM以外でもアニメの中でモノローグとしてできたり、次回予告で次の内容を話したりすることがあったりします。

仕事の種類も少し変化するので、どちらもできるように練習しておきましょう。得意不得意というのはあると思いますが、できるだけ不得意をなくすようにしていきましょう。

そうすることでお仕事へのご縁も増えていきますし、どんどん仕事の幅も広がるので採用してもらうこともできるようになります。

アニメをよく見る人ならアニメの間に流れているCMや作品で聞いたことがあると思いますが、今度は注意して聞いてみることで発見できることもあると思います。

聞いてみてわからなければ自分で原稿を書き起こして、実際に録音して原音と聴き比べてみましょう。

自分は何ができていなくて、原音の人はどういうことができているのかそういうことを理解できるように自分でもトレーニングしましょう。



③声で商品を伝える

実際にお仕事をもらった時には商品の詳細、そして原稿と映像が渡されることが多いです。しかし、実際にはその情報だけでは全てがわからないこともあります。なので一番にすることは商品を理解する必要があります。

商品を説明する立場なので一番作っている人たちよりも愛を持って商品を調べてください。そうすることでこれはどんな時に使ってどのように話していく必要があるのかのヒントを得られるようになります。

そのためには原稿を読み、どこを伝えるのか、最適な表現はどういう話し方なのかというのを理解しなければなりません。

原稿と商品の雰囲気、番組の内容、企業の人たちの目的、お客様にどう届くのかそういうことを分析して自分で組み立てていくのが求められます。実際に収録をする時には制作の人とディスカッションをしてさらにいいナレーションができるようにしましょう。

やはり企業の人も自分の商品に愛情を持ってくれる人が嬉しいですし、それを的確に伝えてくれる人であればなお嬉しいのです。

ナレーションの仕事を受注するには?

声のスペシャリストとしてフリーランスの門構えで、人伝で営業して仕事を得る!というのももちろん可能ですが、やはり、声優事務所、またはナレーションに強い事務所に所属するのが良いでしょう。

ただ、ナレーションに強い事務所となると、イベントのMCもやるような、フリーアナウンサー事務所になってしまいます。そうすると仕事をするのに顔出しも必要ですし、アナウンサーを目指してて夢叶わなかった、アナウンサー志望の子達と戦わなくてはいけません。かなりの激戦区です。

声優養成所

そんな中、オススメの手段のひとつとして、声優事務所の新人予備軍の場所でもある「声優養成所」に入るというのもひとつの方法です。

あなた
「声優業なんてもっと激戦区なんじゃないかっ!」

と思われるかもしれませんが、ご存知、声優志望者はアニメに出たくて所属しています。

なので意外とライバルが少ないのです。そして、ナレーションのお仕事を発注するクライアントさんは、声のプロ集団にオファーした方が安心なので、声優事務所にお仕事のオファーをします。

そういう需要と共有のバランスの事情で、声優養成所に所属していると、お仕事に近づける可能性もグッと上がります。

もちろん、ナレーションに強い声優養成所と、弱いところもあるので、それはしっかり見極めましょう。

サイトを閲覧するのもいいですが「無料資料請求」などをしてみて、サイトに掲載していないようなところをみたり、事務所の対応などの温度感で前進するのが安心だと思います。

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まとめ

一つのナレーションを担当する時にはそのことについて一番知っていなければなりません。そして一番愛情がなければなりません。

たくさんのナレーションを担当している人たちはそういうことを一つ一つしているのです。

基本的には滑舌、読解の能力はできているのが当たり前です。できなければそれ以前の問題で落とされてしまいます。

なので基礎的な能力は徹底的に磨き、その上で言葉で表現するために必要な声質や喋り方をきちんと磨くようにしていきましょう。

そうすることでナレーションのお仕事が増えていきます。

この記事がお役に立てば幸いです。

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KONDOKAORU.JP編集部
KONDOKAORU.JP編集部とは、音楽家 近藤薫の活動、また音楽業界の動きをを様々な角度から発信していく編集チーム。

【編集長 近藤薫プロフィール】1999年ポリドール(現ユニバーサルミュージック)より、メジャーデビュー。2002年バンド解散後ソロとして活動を始める。【主なソロ作品】「ハロー&グッバイ」「風に乗っかって」(「テニスの王子様」ED曲など関連作品)【楽曲提供】V6/AKB48/東方神起/テゴマス/Juice=Juice/℃-ute/アンジュルム/下野紘/DEEN/柏木由紀/マオfromSID/鈴村健一/松井恵理子/dela/太田克樹/ROSARIO+CROSS/dela/出口陽 など。