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出演すべきライブハウスの選び方【バンドマン、アーティスト必見】

はじめに

筆者
こんにちは、音楽家の近藤薫(@kondo_kaoru)です。

バンドを始めたら、もちろん「ライブハウスでライブをする」ということが活動の中心になると思います。最近ではYoutubeやsoundcloud、インスタなど、気軽にコンテンツをアップできるメディアが増えましたが、やっぱりバンドなら、ライブハウスでライブしたいですよね。

そこで、ありがちな悩みが「どのライブハウスに出演するべきか」ということ。経験が浅いと、どんなポイントでライブハウスを選んだらよいかわからないものです。

そこで今回は、出演するべきライブハウスの選び方をまとめてみます。ライブハウス選びに困っていた方は、ぜひ参考にしてみてください。

前提を確認してみる

まず、前提としてですが、ここで言う「良い」ライブハウスとは、「良い機材が揃っているライブハウス」のことではありません。あくまで、「出る価値のあるライブハウス」のこと。もちろん、ライブをするんですから良い機材を使っていたり、音の響きが良かったりすることも重要です。しかし、それだけではライブハウスの良さは測れませんからね。

また、ここでは多くのバンドマンが最初に出演するであろう「ライブハウスのブッキングライブ」を想定してお話します。

真の「良い」ライブハウスの特徴とは?

では、それを前提として、「良い」ライブハウスの特徴を見ていきましょう。

精算にそれなりの時間をかけてくれる

まずは、ブッカー(ブッキングマネージャー)が精算に時間をかけてくれることです。精算とは、ライブが終わった後にブッカーからライブの感想を聞いたり、ライブのノルマを支払ったりする時間のこと。どのライブハウスでも、必ず精算の時間は設けられています。

通常、精算には10分ほど時間が割かれるものです。しかし、中には、「良かったですよ〜じゃあ、ノルマの残り〇〇円お願いします」だけで精算を終わらせるブッカーがいることも。こういうブッカーは、バンドの将来性など考えておらず、「良くなってもらいたい」という気持ちがないです。

なので、しっかりライブの感想を言ってくれる場所を選びましょう。時間が押しているなら話は別ですが、5分やそこらで精算を終わらせるようなハコは、良いライブハウスとは言えません。

ライブの「悪かった点」も指摘しくれる

ライブの悪かった点も指摘してくれるライブハウスを選びましょう。ブッカーの中には、その日のライブの良かった点しか話さない人もいます。ライブハウス側としては、また次回も出演してほしいので、そうやってバンド側にいい印象を持ってもらおうとするのです。しかし、それではバンドの本当の成長は見込めません。しっかり「ここがダメだったから、次回こうしたらどうですか?」のような意見を言ってくれるライブハウスを選びましょう。

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バンドの方向性を理解してくれている

バンドの方向性を理解してくれてくれているか、というのも重要なポイント。例えば、あなたのバンドが「ギターロック」のバンドなのに、ゴリゴリのポップスイベントに打ち込まれたら困りますよね?バンド間でのつながりもできないですし、他バンドを見に来ていたお客さんの獲得も見込めません。自分たちのコンセプトを理解してくれ、合ったイベントに読んでくれるライブハウスを選んでください。

スタッフが元気で気さく

「スタッフが元気」というのは、ライブハウスの良し悪しを見極める上で大切です。
スタッフに覇気がなかったり、あいさつをしても暗いトーンで「ッス」しか返さないようなスタッフがいるハコはNG。出演する側としても、なんだか暗い気分になってしまいますからね。いいライブができなくなってしまうかもしれません。

有名なビジネスの言葉に「従業員満足なくして顧客満足なし」というものがあるのですが、まさにそれと一緒。従業員が活き活きしているライブハウスのほうが、こちらもいいライブができることが多いです。

ノルマの有無についての理解

バンドマンの中には、「ノルマがないハコ=良いライブハウス」と勘違いをしている方もいます。しかし、たいていのライブハウスにはノルマ(会場使用料)があるもの。特に、出演し始めたばかりのころは、どんなバンドでもそうです。ライブハウスだって商売ですから、ノルマがなければ成り立ちません。なので、「ノルマが高い=ダメなライブハウス」という判断はしないようにしたいですね。逆に、ライブハウスは現状のクオリティーを維持するだけの売り上げを考えている方が健全です。楽器のメンテにも、音響のメンテにもお金はかかるわけですから。

ライブハウス
自分のところは儲からなくていいから、バンド君たちにお金をあげたい!

というところは一見良い会場に感じますが、胡散臭いとも言えます。しっかり見極めましょう。

※ごく稀に、お金をたくさん持ってて道楽で営業しているようなところもありますが、、

周りの口コミに惑わされすぎない

バンドをやってライブハウスに出演しはじめると、「あそこのライブハウスは良くない」のように、悪い噂を耳にすることもあります。時には、ネットで良くない口コミを見かけることもあるでしょう。しかし、そういった第三者の情報は、鵜呑みにしすぎないようにしましょう。「ライブハウスと、そのバンドの相性が悪かった」ということだって、十分に考えられますからね。

本当に大切なのは、「色々なハコに出演してみて、自分のバンドに合った場所を見つける」ということ。ライブハウスの雰囲気というのは、出演してみて初めてわかるものですからね。

まとめ

出演するべきライブハウスの選び方をまとめました。簡単にライブハウス選びのポイントをおさらいしてみると、

・精算に時間をかけてくれる
・ライブの悪かった点も指摘してくれる
・バンドの方向性を理解してくれる
・スタッフが元気
・ノルマがあるのは当たり前(ノルマが高い=ダメなハコ、という判断をしない)

というもの。これはあくまで目安ですが、ライブハウスの良し悪しを判断する際、参考にしてみてください。

また、出演するハコを選ぶ際には、周りに惑わされすぎないこと。周りはダメなハコと言っていても、自分のバンドと相性がいい場合だってありますからね。誘いがあったらまずは出演してみて、自分の目でライブハウスの雰囲気を見てみましょう。

ライブハウスがアーティストを育て、アーティストがライブハウスを育てます。お互い夢に向かって高めあっていけるところと組むのがきっと一番良いはずです。

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KONDOKAORU.JP編集部
KONDOKAORU.JP編集部とは、音楽家 近藤薫の活動、また音楽業界の動きをを様々な角度から発信していく編集チーム。

【編集長 近藤薫プロフィール】1999年ポリドール(現ユニバーサルミュージック)より、メジャーデビュー。2002年バンド解散後ソロとして活動を始める。【主なソロ作品】「ハロー&グッバイ」「風に乗っかって」(「テニスの王子様」ED曲など関連作品)【楽曲提供】V6/AKB48/東方神起/テゴマス/Juice=Juice/℃-ute/アンジュルム/下野紘/DEEN/柏木由紀/マオfromSID/鈴村健一/松井恵理子/dela/太田克樹/ROSARIO+CROSS/dela/出口陽 など。