まずはじめに
今回紹介する映画は2010年公開、MCU第3弾、アイアンマンサーガ第2作目の「アイアンマン2」です!!
前作公開から2年…
さらに進化したアイアンマンの新たな試練を描いた作品です。
トニー・スタークが抱える問題や、新たな敵に対してどう立ち向かうのか…
前作以上に進化するアクション、ストーリー、そしてアイアンマンスーツ!!
様々な視点から「アイアンマン2」をご紹介します!!
なお、本レビューでは前作「アイアンマン」のネタバレが含まれます。アイアンマン未視聴の方はご注意ください!!
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アイアンマン2
アイアンマン、次なる試練!!
世間にアイアンマンと発表してから半年…
トニー・スタークは世界平和を実現するため、孤軍奮闘していた。
と、同時に世界中の最新技術を発表する「スターク・エキスポ」を開催したり、上院軍事公聴会に対応するなど多忙の一途をたどっていた。
しかし、その裏ではアーク・リアクターのパラジウムの毒素により身体は蝕まれつつあった。
それだけでなく、新たな敵「ウィップラッシュ」が出現するなど、多くの試練がアイアンマン/トニー・スタークに降りかかる…
果たして、トニー・スタークは数多くの試練にどう立ち向かうのか…!!
ヒーローとなった代償と次なる進化
今作最大の魅力は、トニー・スタークの内面の弱さがはっきりと描かれている点です。
今作では、トニーに数多くの問題が降りかかります。
一番大きい問題はアーク・リアクターが自分自身の身体を蝕んでいるということ。
それまで自分の命を守ってきたものが、実は自分自身を殺そうと知ったトニー・スタークは代替え品を必死で探します。
しかし、すべての可能性を試してもすべて失敗してしまったトニー・スタークは自棄に走ってしまいます。
こういったトニー・スタークが本来持つ精神面の弱さは前作ではあまり描かれませんでした。
天才で金持ち、プレイボーイで自信家であったはずのトニー・スタークでさえ死が目の前に迫ると、とても人間らしい反応を取るのです。
その点に私はとても親近感を湧きました。
また今作では父と子の関係についても深く掘り下げられていきます。
前作では深く語られなかったトニー・スタークの父「ハワード・スターク」に対して、トニーがどのように接するかも注目すべき点です!!
こういった人間らしい背景が描かれたことで、今作はただのヒーロー映画ではなく、重厚な人間ドラマを描いた映画にもなったのです。
新たな仲間と新たな敵
今作にも前作に引き続き数多くの魅力的なキャラクターが登場します。
ここでは、そんな魅力的なキャラクターをご紹介します!!
<トニー・スターク/アイアンマン>
本作の主人公。前作から半年を経てアイアンマンとしての人気を確立した。しかし、自身が身に着けているアーク・リアクターの影響で死期が迫っており、自暴自棄ともとれる行動をするようになる。その反面自身が死んだ後の対応を考えている。しかし彼の無謀ともとれる行動に徐々に周りから孤立するようになる。
<ペッパー・ポッツ>
本作のヒロイン。トニーの秘書であったが、トニーからスターク社CEOを言い渡される。トニーの行動に振り回され愛想をつかす。
<ジェームズ・ローズ>
アメリカ空軍中佐でトニーの親友。様々な場面でトニーの味方をしてきたが、彼の行動に失望し仲違いする(この時トニーのとあるモノを持ち出す)。
<ナタリー・ラッシュマン>
スターク社の法務部の社員。トニーの目に留まり、トニーの秘書となる。バイリンガルで、優秀。武術も嗜むなど経歴も完璧。彼女にはとある秘密がある…
<ジャスティン・ハマー>
兵器開発を行うハマー・インダストリーズのCEO。莫大な財産を持ち、頭脳明晰。しかし、同じ業種にトニー・スタークがいたため、常に二番煎じをくらっている。裏でアイアンマンのようなアーマー作成に携わっていたが、失敗しており、さらに公の前でトニー・スタークによってそれを明かされてしまう。トニー・スタークに対してライバル視しているが、トニー自身は気にも留めていない。
<イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ>
本作におけるメインヴィラン。ロシアの物理学者。父親から機械工学について教え込まれて育った。屈強な肉体と自身で開発したアーク・リアクターとウィップラッシュを用いてトニーに襲い掛かる。トニーのアーク・リアクターの問題に関して気づいているような素振りを見せるなど、知力はジャスティン・ハマーを軽く超える。キバタンに対して愛着を持つ。
今回紹介しなかったキャラクターの中には次回作以降に大きく関係してくるキャラクターも登場します。
ぜひそれは鑑賞した際にご確認ください!!
あ、前作にも登場したS.H.I.E.L.D.エージェント「フィル・コールソン」も登場します!
彼の行動にもご注目ください!!(実はMCU次回作に繋げる大きな役割を担います…)
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進化するアーマー
前作に続き今作でも数多くのアーマーが登場します!
ここでは劇中に登場するアーマーについて紹介、解説していきます!!
なお、ここから先はネタバレになりますので、本編未視聴の方はご注意ください!!
<マーク4>
着用者の衣服が何であれ、その上から着用できるスーツ。ヘルメットのみの着脱が可能。装備はマーク3と変わらないが、デザインが少し変更されている。マーク4以降のスーツでは、動力源を身体についているアークリアクターからではなく、スーツに付属したアークリアクターを利用しているため、安定的に動力を得ることが可能となった。
<マーク5>
普段はスーツケースの形であるが、いざという時には携帯型スーツとなる、持ち運び可能なスーツ。カラーリングは銀と赤。スーツは全身をまとっているが、装甲は薄い。武器もリパルサーのみで、飛行できない。
従来のアークリアクターで心臓を保護していると、リアクターに利用されているパラジウムがトニーの身体を蝕みつつあった。それを危惧したトニーは新たな元素「バッドアシウム」を動力源とした新型アークリアクター「リパルサー・トランスミッター」を開発。人体への無害化と高出力化に成功した。
<マーク6>
新型アークリアクター「リパルサー・トランスミッター」に合わせて開発された新型スーツ。カラーリングは従来の赤に戻っている。胸部のマーク(熱可塑性レンズ)が逆三角形になっている。高出力化に伴い数多くの武装の変更、追加が行われた。特に手の甲辺りから放出される200ペタワットレーザーは一撃必殺の切り札となった。しかしカートリッジ式のため1度しか使用できない。
<ウォーマシン>
トニーの友人であるローズが喧嘩別れの際に持ち出したアイアンマンマーク2を改良した形。追加装甲に加え、背部にはガトリングガン、両腕にはF2000が装着されており、全体的にマッシブな形態となった。
さらにアーマーとは別ですが、今作のヴィランである「ウィップラッシュ」にもいくつか種類があります。ここで紹介、解説させていただきます!!
<ウィップラッシュ マーク1>
イワン・ヴァンコが開発したスーツ。父が残した設計図を基にリアクターとリパルサー波を流した鞭を使って攻撃する。そのひと振りは車を真っ二つにするほど。しかし、スーツといっても上半身を軽く覆っているだけなので、肉弾戦に持ち込まれると弱い。
<ウィップラッシュ マーク2>
ジャスティン・ハマーのドローン制作と同時並行に新たに開発した。マーク1と同じ武装であるが、ハマーのドローンを着こむようにしており、防御力が格段にアップ。またトニーが発した軽はずみなアドバイスを頼りに攻撃力も格段にアップ。その強さはウォーマシンとアイアンマンを圧倒するほど。
進化し続けるヒーロー
アイアンマンサーガ第2作である今作。
ヒーローとなった前作からさらに成長する様子を描いたとても興味深い作品です。
またMCUにおいても今後の作品に関しての情報が盛りだくさんの作品となっております!!
アイアンマン好きの人にはもちろん、MCU初心者にも楽しめる作品となっていますので、ぜひ見てみてください!!
ちなみに、今作のエンドロール後には次回作に関してのヒントが描かれますので、ぜひ最後までご覧ください…