
思い出ばなし
上京して28年、デビューして20年。
僕が若い頃と比べたら音楽ビジネスの形も、街並みも、世間の流行りも、人の仕草も、だいぶ変わった。決して進化したという風には思わないが、確実に変化はしている。
原宿でのお話し
今も昔も賑やかで華やかな若者の街、原宿。
そして原宿のシンボルでもある竹下通り。
ここは若い子たちが行き来し、いつも笑顔でキラキラしている。

竹下通り
僕は、歩くのも恥ずかしすぎて、ここ数年、竹下通りの入り口にも立っていない。
そんな不思議な空間である。
ただ、並んでいるテナントこそ入れ替わっているが、街が発するオーラは、ある意味昔と変わっていないのかなとも思う。
今でもよく聞くね、「竹下通り」で変な芸能事務所の人から声かけられた!スカウトされた!的なやつ。
これは僕らの時代からも同じようにあった。
あの場所に行くと夢に出会える可能性がある!とも言われた。逆に、騙される子も多く「気をつけた方がいいよ」という声も聞いた。
実は、このスカウトのメッカ!?「竹下通り」で僕も、いや(当時一緒にバンドをやっていたギタリストと2人だったかな)スカウトをされた経験がある。
スカウトと言えば女の子を連想するので「まさかっ」と思うかもしれませんが、されたのは本当の話。
スカウト
その時一緒にやっていたギタリストくんと、2人でギターを背負って竹下通りを歩いていた。
その当時「ルイード」と呼ばれるライブハウスが竹下通りにはあった。(今は場所を変えて存在してますね)
正面からビシッとスーツを決めたお兄さんが近づいてきた。呼び止められて、






綺麗とも汚いとも言えない小部屋に通され、開口1番、

CMソングとかさぁ、番組のテーマ曲みたいなやつね。



もっと賢い騙し方ないのかな。。
と思ったけど、引き続き話を聞く。



登録料、50万円かかるけど、売れたらすぐ戻ってくるから、安いもんだよ
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怖い街
絵に描いたような勧誘でした。
こんなので騙されるやついるのかな。
最後までお話しを聞いて、丁寧にお断りして、再び竹下通りに戻りました。
これが東京かぁ、原宿かぁ、竹下通りかぁ。
怖い街だけど、心を研ぎ澄ませば、騙される事はないな、と安心もしました。
今の竹下通り事情は知りませんが。。
夢追い人の皆さん、お気をつけて下さい。