
こんにちは、音楽家の近藤薫(@kondo_kaoru)です。
はじめに
アーティスト・歌手が開花(一般的な成功)する瞬間。それはどんな時だろう?
- 憧れのあの曲が弾けるようになった時?
- 出なかった高音が出るようになった時?
- 自分的にグッとくる曲ができた時?
- ビジュアルが育ってきたら?
ただ、僕が経験から学んだことで、自分が一番強くなれる瞬間は、「自分一人では何も出来ない」と気付いた時だと思う。
そう、アーティストは、スタッフの存在、大切さに気づいた時が、本当の力を発揮出来る時だ。
それはいわゆる作家とかプロデューサーとか、わりと分かりやすいレベルのスタッフ力じゃなく、小さくて、見えにくいスタッフの力のこと。これに気付かず、ひとりでもやれると慢心して、突き進む子が多い。
そして数十歩歩いたところで、

「あれっ、これ、そうじゃなかったんだ!」
と気付く。
そう、この気付いた時が、ある意味、本当の出発地点なのだが、
皮肉なことに、その再出発の時は、すでに20歳も中盤を過ぎてて、何をやるのも楽じゃない時期に突入していたりするよね。
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まとめ
人生はやり直せないから楽しい。
これは間違いないけど、
どうせなら、うまく取りこぼしなく前進したい。
僕らのような、中堅、ベテランが、若手に教えていかないといけないんだけどね、、こればかりはそうなってからじゃないと気づかないんだよね。
才能豊かなアーティストが、音楽力以外の、人間性や、コミュニケーション力の低さで消えていくのをみるのはつらい。逆に才能はそれ程でもないのに、上手に立ち回って仕事をもらってる人を見ると、自分も参考にしなきゃなぁと思う。どちらにしても音楽で食っていくのは楽じゃない。
— 近藤薫✴︎音楽家✴︎ (@kondo_kaoru) 2019年1月25日