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【Report】moZku 2016年間通し企画 「春夏秋冬とその間 3月編」

moZku 2016年間通し企画 「春夏秋冬とその間 3月編」が3月21日、四谷天窓.comfortにて開催された。

午後の陽射しが窓から入り込む中、緩やかに始まったライブは、なんと1曲目からまさかの機材トラブル。しかし、すぐさま近藤薫(Ag, Vo)と小林秀樹(Dr, Vo)の息の合ったトークで乗り越え、「駅へ行こう」からスタート。小気味良いビート感につられ、自然と客席から手拍子も沸き起こる。間髪入れずに続くは「青春タンゴ」。歌詞の世界観を踏襲した紫色のスポットライトに照らされながら、昭和歌謡のテイストもミックスされた、印象的なタンゴ調のピアノフレーズと共に演奏された。

2曲続けた後のMCでは一転して和やかな雰囲気に、ユニット名は「moZuku」じゃなくて、「moZku」だよ!と改めて真ん中のZの存在を強調するシーンも。

冒頭から2人のハーモニーが堪能できる、春を目指すこの時期にぴったりの1曲「こっちへおいでよ」では、ミドルなテンポにのせて、まさにmoZku の2人から交互にこっちへおいでよと語りかけられるような時間に。そして、ふっと落ちたブルーの明かりの中、小林の歌声からしっとりと始まるナンバー、「ベランダスモーク」。指弾きへと変わった近藤のギターが優しく奏でるメロディーの中、煙の向こうに彼女を見るかのような切ない2人の歌声が響いた。

今度のMCでは、お馴染みのサポートメンバー、HASSE(Pf)を紹介。

続いてはキャッチ―な「も、も、もずく」のフレーズに、また自然と手拍子が起こる「みんなのmoZku」。後半、アドリブでサビが伸ばされる演出もあり、その盛り上がりのまま、「機嫌なおしてよ」が始まると、会場も笑顔のまま手拍子は続いた。そして、季節感を大切にする小林イチオシの近藤ソロ曲「幸せのかたち」では、爽やかな春の陽気を感じる、甘い歌声が響く。また今度は小林ソロ曲として昨年、作詞作曲プロデュースを近藤が手掛けた、『歌手・小林秀樹』のデビューシングルの中から、軽快なナンバー「キミとスマイル」が演奏された。

ここで3月、もうすぐ春という季節、そして卒業シーズン、ということふまえたcoverコーナーへ。「春なのに」「卒業」と染みる名曲を2曲続けた。

そして最後は、たくさんのお米メニューが登場し、お米の美味しさを伝える「米love」から、小林が振り付けを解説しながらリードする「ふぁいてぃん」へ、なだれ込む。ライブで大盛り上がり必至の定番曲なだけあって、早いテンポにつられ大きく叩かれる手拍子、ハイテンションで駆け抜ける歌声、そんな中でもサビや間奏などにはたくさんの振り付けがあり、会場はこの日最高潮のテンションを迎え、一つになった。

アンコールは、ポリポリ・カリカリという楽しげな擬音語をのせたナンバーの「漬物いいな」、そしてタンバリンが鳴り、このあたたかいライブを象徴するような穏やかさで奏でられた「realize」で幕を閉じた。

なおこのアンコールで演奏された「漬物いいな」は、公益社団法人 愛知県漬物協会の公認ソングであり、4月30日には東京ビックサイトでの披露も予定されている。
moZku 2016年間通し企画 「春夏秋冬とその間 3月編」@四谷天窓.comfort セットリスト

01. 駅へ行こう
02. 青春タンゴ
03. こっちへおいでよ
04. ベランダスモーク
05. みんなのmoZku
06. 機嫌なおしてよ
07. 幸せのかたち
08. キミとスマイル
09. 春なのに(cover)
10. 卒業(cover)
11. 米LOVE
12. ふぁいてぃん
<アンコール>
13. 漬物いいな
14. realize

記事:伊藤智彦

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KONDOKAORU.JP編集部
KONDOKAORU.JP編集部とは、音楽家 近藤薫の活動、また音楽業界の動きをを様々な角度から発信していく編集チーム。

【編集長 近藤薫プロフィール】1999年ポリドール(現ユニバーサルミュージック)より、メジャーデビュー。2002年バンド解散後ソロとして活動を始める。【主なソロ作品】「ハロー&グッバイ」「風に乗っかって」(「テニスの王子様」ED曲など関連作品)【楽曲提供】V6/AKB48/東方神起/テゴマス/Juice=Juice/℃-ute/アンジュルム/下野紘/DEEN/柏木由紀/マオfromSID/鈴村健一/松井恵理子/dela/太田克樹/ROSARIO+CROSS/dela/出口陽 など。