サブスクで「1再生」されて、作詞家、作曲家にはいくら支払われるの?

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筆者
こんにちは、音楽家の近藤薫(@kondo_kaoru)です。

僕について。作った曲や、関わったお仕事に関してのまとめ

2018.08.07

サブスクリプション

通称「サブスク」、熱くなってきましたね!

サブスクリプション(subscription)

利用した期間に応じて料金を支払う方式。定額で、聴き放題、使い放題的なサービス

先日のドリカム(Dream comes true)に続き、ミスチル(Mr.Children)も参入してきて、ここからかなりの勢いで利用者が増えていくような気がしてます。

さて、音楽ファン、ユーザーとしてはサブスクは、まさにニコニコハッピーなサービスではありますが、いわゆる作り手側(レコード会社、作詞、作曲、アーティスト)としてはどうなのでしょう?「音楽業界の底上げになるからいい!」的な広く捉えたお話ではなくて、ダイレクトな印税等の分配収入のお話し。

「Apple Music」「Spotify」圧倒的に違う点、をひとつだけあげるなら!

2018.05.02

これに関しては「サブスク」になると、作家の取り分が少なくなると言われていますが、逆にライトユーザー(音楽を買うまではしなかった音楽ファン)が増えてくるはずなので、僕は結構、この延長線上にある未来に希望を持っています。

分配に関して

例えば、「Apple Music」で1曲聴くと、原盤権ホルダー(レコード会社、レーベル)に、約「1円」支払われます。実際はもう少し多い印象です。「1.1円」とか。ただ、毎月の配信販売の明細を見て割り算をしても毎月違う感じだからハッキリは分からないが、何となくそれくらいだ。これから増えていくのか減っていくのかも分からない。「Spotify」はもう少し分配率が低くて、「0.3円~0.5円」。こういう差があるのも実際どうなんだろうとは思うけどね。他サービスもこの周辺をうごめいている印象です。

CDと同じで考えると、ここから6〜10%くらいがJASRAC→音楽出版社に行き、そこから契約した比率で作家に分配される。一般的には作詞(1/4)作曲(1/4)音楽出版社(1/2)なので、だいたいApple Musicで1再生されて、「0.05〜0.1円」とかになる。

さらに作家事務所とかに所属してると、ここから20%とか引かれて振り込まれてきます。しかも最近では作家事務所を2段階、3段階くらい通してるところもあるから、さらにそこから搾取される!?

ここまでの分配率はCDも同じです。

かなり乱暴な計算だが規模感はこんな感じで間違いないだろう。

試算してみた

「0.1円」という事は、100回再生されて、「10円」という事になる。

筆者
もう言葉を失う。。。。

例えば、サブスクリプションの印税だけで月20万円稼ぐとなると何再生必要か!?

実に2,000,000回だ!

にひゃくまんかい!?

確かに世界中で少しづつ聴かれたら、夢ではない数字かも知れないが、どう考えても夢のような数字だ。

しかも作詞作曲をしていてですよ。作曲だけだと×2しないといけない。

試算、解説は、筆者が動かしているプロジェクトの数字、実際に入金される金額から、独自に弾き出した数字です。正しい計算方法は、公表されていません。

まとめ

みなさんは一体何回くらい好きな音楽を聴きますか?例えどんな好きな曲でも、同じ曲を1ヶ月に1000回は聴かないでしょう。仮にそれくらい聴く人がいたとして、何人くらいそれくらいの熱烈ファンがいないといけないか。

なので持ち曲の少ないインディーズミュージシャンや、新人作家は印税だけでは食べていけないという事になるのです。

サブスクで大きな利益が出せるのは、何万曲も楽曲を所有しているようなレコード会社や出版社。またはスタンダードなヒット曲をたくさん持っているビッグアーティスト、作家の大先生くらいでしょう。

というわけでサブスクオンリーに世の中がなったとしたら、作家オンリーで食べていくのは至難の業なのです。やっぱり作曲家は専業じゃなく副業でやった方がいいかもしれませんね。

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