はじめに
動画クリエイターにとって、作品の中で使用する楽曲にはいつも頭を悩ます。良い「映像」に「音楽」は不可欠だが、良い「音楽」ほど、著作権というもので守られていたりするものだ。国内外問わず有名アーティストが歌う楽曲は許諾なしでは使用できない。
そこで登場したサービスが、優良な著作権フリーの音楽を月額制で使用できるというサービス。(サブスク:サブスクリプション)
代表的な著作権フリーサイト
スウェーデン発の完全ロイヤリティフリー業務用音楽ライブラリー。楽曲のクオリティはNo1!(筆者の感想)
登録はこちらから(無料期間あり)
定額で映像用の楽曲がダウンロード放題なサービス。年額199ドル支払えば、どのSNSでも使い放題。
登録はこちらから(無料期間あり)
というものが有名ですね。
どちらも素晴らしい楽曲が安価で使い放題になる(一定の条件はある)。これはユーザーにとっては最高だ!
音楽制作者の気持ち
ただ、逆に音楽を作っているアーティスト、音楽クリエイターの気持ちはどうだろうか?
上記2サイトに楽曲を預けると世界中の映像クリエイター達が楽曲を映像に使用してくれる。そこで作家として名前も知られ、有名になるという可能性ももちろんある。
そういう意味ではプロモーションのつもりで音楽クリエイター等は、「Epidemic Sound」や「Artlist」のようなサイトに楽曲を預けるわけです。
しかし、フリーサイトに楽曲を預けるということは、著作権を放棄することに等しい。(もちろん契約で細かい約束はあるだろうが)
もし、仮にヒット曲を出した時に自分に権利がないと意味がない。なので、作家目線での発想ですが、自ずとフリーサイトに預ける曲は自分の中でも100点満点の自信作は避けてしまうはずだ。
ということは、乱暴な発想にはなるが、イコール、良い曲が集まっているサイトではあるけど、クリエイター(作家)の100%がそこにはないということになる。
Music Bed
そこで登場したのが「Music Bed」というサービスだ。ここに公開されている音楽は前述した2つのサービスにも全く引けは取らない。むしろ「歌もの」に関しては秀逸な楽曲で溢れている。

普通に聴いていたら、Spotifyや、Apple Musicで聴いている印象と変わらないのではないだろうか。
こんなサイトから自由に楽曲をダウンロードでき使用できるのは本当に素晴らしい!しかも、安い!
ミュージシャンを救うSync ID
では「Music Bed」は上で書いたような、作家は著作権を放棄して楽曲を預けるようなことはないのか!?
実際にユーザーとして「Music Bed」を使用してみて驚いた。
サイトでダウンロードした楽曲を自分の動画のBGMにして投稿してみたところ、いわゆる既存の権利楽曲を投稿した時と同じアラートが出た!?


なんだよ!全然フリー楽曲じゃないじゃないかよ!
と、当然なる。「Artlist」や「Epidemic Sound」は楽曲を投稿した際は基本こうはならない。(楽曲によっては侵害のアラートがでる場合もある。何が起こっているかは検討がつく)
そう思って、途方にくれていたところ、一通のメールが届いた。投稿してから10分くらいだろうか。

届いた後、YouTubeアカウントのダッシュボードを見てみたら、なんと先ほどの「著作権侵害」のアラートが消えている!?これには驚いた!
これが、楽曲使用を許諾する為に発行される「Sync ID」なのです。
まとめ
つまり、「Music Bed」のメンバー会員になった人の使用だけは、約束通り楽曲がフリーで使えるということなのです。
楽曲を作るクリエイターは、著作権は守られつつ、サイトのメンバーには楽曲を使っていただきプロモーション効果も期待できる!
ということは、「Music Bed」は安心して自分の100%の楽曲を預けられ、しっかり「ヒット曲」という夢も見続けられるという、制作者、利用者、双方に優しい素晴らしいサブスクリプション形式の著作権フリーサイトということになる!
是非、そんなクリエイター等の100%が使い放題となる「Muisc Bed」ご利用ください!
ただ、ミュージシャンなら誰もがヒット曲を作りたい!