はじめに
2020年も後半、もう完全にCDは終わったと言っても良いのではないでしょうか?まだまだこの言葉に反論がある方もいるかもしれませんが、どう考えても、サブスク(サブスクリプションサービス)が、音楽の未来になっています。Apple Musicと、Spotifyとかの、月定額聴き放題サービスのことです。
まぁ、この論議すらすでに古いと言えるくらいですね(笑)
こんな時代なので、新人音楽家や、バンドマンの子からサブスクにオリジナル曲をアップするにはどうすれば良いのでしょうか?という質問がよく届きます。
いろんなサービスはございますが、
僕はTuneCore(チューンコア)一択ですね。
個人の作品も、自社レーベルの作品など、管理楽曲を合わせると200曲くらいになりましたが、7割はTuneCoreですね。残りの3割はspace showerさんにお願いしています。
なぜTuneCoreなのか?
①とにかく手続きから配信までが早い!
昔はリリースするのに数ヶ月前にはマスター音源を完成させて、CDプレスまで準備したものです。こうなってくるとメッセージを込めた旬な楽曲が、リリースする頃には古い気持ちになっています。この移り変わりが激しい音楽業界、とにかく早く配信してリスナーに届けたいものです。
TuneCoreは手続き後、2.3日で配信が開始されます。サービスによっては配信にタイムラグはありますけど、体感的にApple musicでの配信開始が早いですね。
これだけ早く配信出来てしまうので、発売日3日前までMIX作業をしていたなんて事もあるほど。ただ、気持ちが熱いうちにファンの皆様に聴いてもらえます。
②シェア、拡散がしやすい!
無数にある配信サービス。 Apple musicや、Spotify、YouTube music、などなど。リスナーの使用サービスも様々ですね。そんな時、自分の楽曲ページをそれぞれのサービスごと、配信ページリンクを拾ってきて、拡散するのは現実的ではありません。
そんな時便利なのが、Link Coreというサービス。
こんな感じで配信サービス先のリンクが一覧になっていて、一瞬で全てのサービスを拡散出来ます。
③Music Videoの配信も可能
音源以外のMusic Videoなどの映像配信も同じアカウント内で、ほぼ同じ作業で配信出来ちゃいます。
将来的にMVや、Live映像などの配信も考えている人は絶対に便利!
④Youtube contents IDの取得が出来る
contents IDの話は少し難しい話なので、細かい説明はこちら記事では割愛しますが、簡単に言うと、YouTube内で自分の楽曲が不正利用された時にも、収益分配がしっかり自分にされるとサービスです。
オリジナル曲の権利を守っていきたいという人は絶対に登録しておきたいIDです。
⑤サブミット機能が使える
こちらも馴染みのない言葉かもしれないが、人気プレイリストを持っている企業、個人などに自分の楽曲を送れるサービスだ。今までで言うと、テレビ局やラジオ局に自分の曲をかけてください!と送れる感じにイメージは近い。
なかなかそういう自分の曲をプロモーションしてくれるサービスをもった企業などを知っている人は少ないと思うが、そういうところに一気に送信できるのは大きい。もちろん採用してくれるかは楽曲や、アーティストにもよるが、無名である自分の新曲を一気に世界に広めるチャンスを含んだサービスと言える。
デメリット
配信料の考え方
TuneCoreで楽曲配信するために、最初に配信手数料がかかる。
- シングル曲配信:1,470円〜
- アルバム配信:4,750円〜
最初に費用はかかるが、基本、売上からは引かれないと言うのが、TuneCoreの特徴だ。
ちなみに他のサービスは、最初の配信登録料は無料だが、売上から大きなパーセンテージを持っていかれるというパターンも多い。
売り上げが見込めない新人は、最初にかからない方が魅力に感じてしまうかもしれないが、売上から引かれるというのは、今までのレコード会社とアーティストで売上を分配していた形に近い感じがして、僕は肌に合わない。自分で管理しているのだから、売上はアーティストに全額入るべきだと思っている。
まぁ、結局、最初に払うか、途中で払うか、だと思うが、僕は上にもあげた数々のサービスにも惹かれ、最初に精算してしまう、TuneCoreを使用している。
まとめ
先週まで無名だったアーティストが、ノープロモーションでいきなるバズる!なんてことも珍しくない昨今。
サブスクこそ、個人運営しているアーティストが利用するサービスだと思います。
是非、TuneCoreを利用して世界にオリジナル曲を配信してみてください!