レコーディング時の部屋鳴りは大敵。録音機材より大事なもの

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新設した事務所兼スタジオにモバイルレコーディング環境を整えたのですが、部屋鳴りが酷くて急遽室内の機材関連を大移動。

更衣室をボーカルブースにしてセットアップ!自然ルームリバーブが多いと、後からMIXしてくれるエンジニアさんに迷惑かかっちゃうからなるべく抑えたく。

あぁ、録音ブースだけでも作りたいなぁ。

機材は簡易的なものでも、だいぶ納得出来る事は増えたけど、あくまで録音環境がしっかりしていての事だから。

本来は録音機材に拘るより先に、録音環境に気を回さないといけないんだけど、どうも機材ばかり追っかけてしまう。

今回の機材

オーディオインターフェイスはこれ。「Universal Audio Apollo Twin」Thunderbolt仕様。UAD-2が使える優れもの。何せ軽く持ち運びがしやすいから最近のモバイルレコーディングはほとんどこれを持ち出してます。

スピーカーは「SONY SMS-1P」今は製造中止になっていて中古とかでしか買えません。僕は結構好きで今持っているのは2台目です。

そしてこいつ!今回のような吸音とかがされていない場所でのレコーディングに重宝する優れもの

EYEBALL

今回はこの「EYEBALL」のお陰で、だいぶおさまってくれました。

Eyeball

Eyeball

場所とらずでかなり抑えてくれる、アイディア商品ですね。

部屋鳴りがあると何故良くないの?

レコーディングの場合どのパートも、汚れない純粋なその楽器の素の音を録って、最後MIX(ミキシング)という工程で色付けをするというのが一般的なやり方です。

色付けとは、リバーブをかける、EQ(イコライザー)、コンプレッサーで音を整える、音量のバランスをとるなどのこと

なので、録った時に、部屋鳴りを含んだぼやけた感じの音を収音してしまうと、最後の調整がしにくくなってしまう。

例えば下記のような現象が起こってしまう。

  1. 音の芯がつかみづらくなる
  2. ボーカルの抜けが悪くなる
  3. メロディの輪郭が分かりにくくなる
  4. 歌詞も聴き取りにくい
  5. 回りの楽器の音色にも影響が出る。

このような現象を抑えるために世の中のレコーディングスタジオは試行錯誤していますね。吸音、防音に関しては一番頭を悩ませるところ。デッド(吸音して反響がない状況)過ぎても、気持ち良くないし、など、微妙な調整をしていくことになる。だからミュージシャンの中では、「あそこの鳴りが好きだ」、とか、「デッド過ぎて気持ち悪い」なんて会話が飛び交っている。

逆にライブスペースや、リハーサルの現場では、自然な部屋鳴りは喜ばれる傾向にある。

自然な反響は気持ちよく演奏できるからね。

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まとめ

書いていて思ったのは、音作り、ミュージシャンの表現って、職人芸なのかなと思う反面、わがままだなと思うところもある。環境、機材は追及してもしきれない、完璧な場所なんてない。ひとつ言えることは、良い音楽に繋がる一番重要で大切なポイントは、「部屋の環境」でもなく、「録音、演奏機材」でもなく、プレイする人の「腕」(環境、機材に合わせて出来るプレイ)と、自分が出した音、フレーズをどうしたいか?という「イメージ、気持ち」だと思う。

筆者
記事内で使用した「EYEBALL」以外にも、この手のリフレクションフィルターも多くのミュージシャン、エンジニアに使われていますね。

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